● レイズ 3 - 4 レンジャーズ ○
<現地時間7月21日 トロピカーナ・フィールド>
レンジャーズのダルビッシュ有が21日(日本時間22日)、敵地でのレイズ戦に先発登板。8回3失点と力投したが、同点時の降板だったため6勝8敗は変わらず。今季最多となる12三振を奪ったが、白星にはつながらなかった。チームは延長10回に勝ち越し点を奪い、連敗を「5」で止めた。
レンジャーズは初回、2番アンドルスが12号ソロを放ち先制。1点リードでマウンドに登ったダルビッシュは、失策と盗塁でいきなり無死二塁のピンチを背負ったものの、後続を退け仲間のミスを救った。
2回以降はテンポ良くアウトを積み重ねたが、4回に二死走者なしの場面で6番ミラーに低目の直球を右中間席へ運ばれると、同点の6回にも、2番ディカーソンにバックスクリーンへのソロ弾を浴びた。さらに8回には、今季ここまで1本塁打だった1番スミスに、逆方向へのソロ被弾。今季ワーストとなる3被弾で3点を失った。
それでもこの日は、終始制球が安定。直球での空振り率も高く、三振数は今季最多となる12。8回まで101球とペースもよく、5安打12奪三振1四球の内容で、防御率と3.44とした。
レンジャース打線は相手先発・コブに2回以降抑え込まれていたが、2点を追う9回表に1番秋が起死回生の14号2ランを放ち、ダルビッシュの黒星は消滅した。
レンジャーズは3-3の9回裏から、2番手左腕のクラウディオを投入。ダルビッシュは3戦連続でクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成したが、6勝目を挙げた6月12日(同13日)のアストロズ戦から7戦未勝利となった。
それでもチームは、延長10回に勝ち越し点を奪い逆転勝ち。9回からの2イニングを無失点に抑えたクラウディオが今季2勝目を手にした。