○ ヤンキース 6 - 1 レイズ ●
<現地時間7月28日 ヤンキー・スタジアム>
ヤンキースの田中将大が28日(日本時間29日)、本拠地でのレイズ戦に中5日で先発。6回途中までパーフェクト投球を続けるなど圧巻投球を披露し、8回2安打14奪三振1失点の快投で今季8勝目(9敗)を手にした。
田中は初回から変化球を丁寧に低目に集め、1番スミスから5者連続三振をマーク。前回のマリナーズ戦で突如乱れた3回も2奪三振を含む3者凡退に抑え、序盤の3イニングを打者9人パーフェクトで乗り切った。
4回以降も安定感は揺るがず、5回までパーフェクトを継続。6回も簡単に二死を奪ったが、18人目の打者となった9番エチャバリアに中前打を浴び、完全試合、ノーヒットノーランの可能性は途絶えた。それでも、続くスミスには追い込んでからスライダーを振らせ空振り三振。6回終了時点で早くも10奪三振とした。
今季2度目の完封も見えてきたが、7回に二死から、4番デューダに低目の変化球を上手く右翼席へ運ばれた。自己ワースト記録を更新する今季27被弾目を喫した田中だが、この日はズルズルと行くことなく後続をピシャリ。5-1の8回は再び3者連続三振をマークし、三振数はメジャー自己最多となる14に達した。
この日の田中は最後まで制球が乱れず、8回109球を投げ、2安打14奪三振四死球の快投。失点はソロ本塁打のみの1点で、防御率は5.09となった。
ヤンキース打線は一発攻勢で田中を援護。初回に1番ガードナーが先頭打者弾を放つと、4回には3番ジャッジがリーグトップを独走する33号ソロをマーク。5回には2番クリント・フレージャーが4号3ランを左翼席へ運び、連勝を「5」に伸ばした。