星野仙一,
1月4日に亡くなった楽天の星野仙一球団副会長

◆ 歴代最多セーブ数も「404」に更新!

 6日の巨人戦でプロ野球新記録となる950試合登板を達成した中日・岩瀬仁紀に、中日時代の恩師、楽天・星野仙一球団副会長が祝福のコメントを贈った。

 星野氏のコメントは以下の通り。

「あいつだけ怒ったことがない。
思い起こせば、ドラフト時は2位での逆指名をみんな反対していた。
当然ドラフト1位、2位では先発投手の指名を考えるだろう。
先発投手としての評価は高くなかった。
ただ俺は、左投手だし、リリーフでの起用を考えていた。

初登板の広島戦では金本に打たれた。
それでも山田投手コーチを呼んで、明日もチャンスがあったら使うぞ!と言った。
その後も起用を続けて、それからは順調だった。
試合をひっくり返された印象がないし、どこか痛いの痒いのを聞いたことがない。

あいつはバッティングも良かったな。
打順が回ってきても代打を出さなかった。

とにかく『無事これ名馬』、体が強かったよな。
先発にしようか迷ったこともあったが、このままリリーフでいこうと決めた。
それでここまで来たんだな。
凄いにつきる」

 岩瀬はこの日、1点リードの9回に5番手として登板。先頭の中井を空振り三振に仕留めたが、続く陽は四球、マギーに安打を許し、一死一二塁のピンチを招く。しかし、坂本のフライを中堅・大島が好捕。二塁を回っていた一走の重信が帰塁する際、二塁ベースを踏み忘れ。中日のアピールプレーでアウトとなり、ゲームセット。岩瀬は自身が持つ歴代最多セーブ記録を「404」に更新した。

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