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“赤ユニ”で血が騒ぐ…?西武の快進撃を支える『富士大組』

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西武の快進撃を支える山川(C)KYODO NEWS IMAGES

着用15戦14勝の魔力


 “赤い西武”の快進撃はひとつの負けで止まらなかった。

 連勝が13で止まって迎えた6日のソフトバンク戦。「明日からまたやってくれれば」という指揮官の言葉に応えるように、先発のウルフが7回1失点の好投を見せれば、打線もキャプテン・浅村栄斗の執念のヘッドスライディングで勝ち越し点をもぎ取り、今ノリにノッている山川穂高の3ランで鷹を撃ち落とした。

 これで楽天・ソフトバンクの上位勢と戦ったホーム6連戦は5勝1敗。夏の恒例イベント『ライオンズ フェスティバルズ』が開幕してから、赤の特別ユニフォームを身にまとった試合は15戦14勝という驚異の勝率。後半戦開幕直後は最大で11ゲーム差あった2位との差は「4」まで縮まり、首位・ソフトバンクとの差も「5.5」。大逆転優勝も射程に入るまでに急上昇している。


“赤ユニ”でブレイクの兆しを見せる2人


 好調なチームを支えているのが、大卒4年目の和製大砲・山川穂高だ。

 不調のメヒアに代わって一塁のスタメンに入ると、8月2日の楽天戦では3打席連続本塁打の大暴れ。相手エース・則本昂大から2発を放つなど最高の仕事を果たすと、その日の4打点から6日のソフトバンク戦まで5試合連続の複数打点を記録している。

 『ライオンズ フェスティバルズ 2017』が開幕した7月21日以降の13試合で打率.378、本塁打は4本、打点も18をマーク。今や打線に欠かせない存在となった。


 また、主にその山川の後ろ・7番に入る外崎修汰の活躍も見逃せない。

 大卒3年目の24歳は、今季ここまでですでに過去2年の合計を超える89試合に出場。ただし、登録は内野手ながらそのほとんどが外野手としての出場となっており、試合途中の守備固めで途中から二塁に回ったりする形が多くなっている。

 177センチ・75キロという体格は屈強な男たちが集うプロの世界では小柄な印象も受けるが、秘められたパンチ力は非凡。ここまでキャリア最多の9本塁打を記録しており、自身初の2ケタ本塁打に王手をかけた。

 そんな外崎も7月21日以降は15試合で打率.273、本塁打2本に打点は9つを記録。特に対左は10打数5安打の打率5割と強さを発揮しており、得点圏.333と勝負強い打撃も輝きを放っている。


大逆転劇のキーマン


 好調なチームの中で存在感を発揮するこの2人には、共通点がある。ともに富士大学の出身ということだ。

 岩手県花巻市に本部を置き、北東北大学野球連盟に所属している富士大。馴染みの薄い方も多いかもしれないが、2010年にドラフト2位で広島に入団した中村恭平を筆頭に、2013年の山川から外崎、そして多和田真三郎と3年連続で西武に選手を輩出。昨年のドラフトでも小野泰己が阪神に2位で指名されており、ここ4年連続でNPBに選手を送り込んでいる。

 奇しくもこの富士大野球部のユニフォームカラーは“赤”。かつての戦闘服と同じ色を身にまとった西武の『富士大組』たちが躍動しているのは興味深い。

 そして、こうなってくると多和田への期待も自然と高まってくるというもの。2015年のドラ1右腕は7月22日の日本ハム戦、29日のロッテ戦と2試合連続で7回無失点の好投。13連勝のうちの2勝に貢献したが、連勝が止まった8月5日のソフトバンク戦では5回途中と試合を作ることができなかった。味方が9回に驚異の粘りを見せて追いついたため黒星はつかなかったが、悔しい想いしかなかったことだろう。

 着用期間の延長を検討しているという報道も出るほどに縁起の良いものとなった西武の“赤ユニ”だが、この良い流れは一体いつまで続くのか。『富士大トリオ』の活躍がカギを握っている。



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