ニュース 2017.08.11. 11:30

上位追撃へのキーマン…気になるカミネロの状態

無断転載禁止
守護神の復調なくして上位進出はない(C)KYODO NEWS IMAGES

よもやの連敗…


 目前に迫った勝利が手からすり抜けた。

 8月9日、東京ドームで行われた巨人-阪神の“伝統の一戦”。巨人はビハインドの7回に二死満塁からマギーが走者一掃の適時二塁打を放って逆転に成功。点を取った直後の8回も西村がピシャリと抑え、勝利へのお膳立ては整ったかに見えた。

 ところが、満を持して登場したストッパーのカミネロが誤算。一死から伊藤隼に安打を許すと、続く福留には右中間突破の三塁打を浴びて同点。続くロジャースには高めのボール球をレフトまで運ばれ犠飛を許し、そのまま4-5で敗れた。

 カミネロはこれが2戦連続の敗戦投手。4日に行われた中日戦では、5-5の同点で迎えた9回に連打を浴び、併殺崩れの間に失点。手痛い敗戦を喫している。


苦戦の要因は…?


 6月までは安定した投球を見せていたカミネロだったが、7月は13試合の登板で防御率5.40と苦戦。

 6月終了時に1.61だった防御率は、現時点で3.25まで悪化。一体何が変わってしまったのか…。データ面から原因を探ってみると、気になる数字がひとつ。最大の武器であるストレートが打たれるようになってきている点だ。

【カミネロ・月別のストレート被打率】
4月:率.267(30-8)
5月:率.294(17-5)
6月:率.308(13-4)
7月:率.467(30-14)
8月:率.429(7-3)

 球速自体は9日の試合でも159キロを計測するなど、150キロ中盤から後半のスピードを連発している。ところが、被打率を見てみると明らかに打たれる確率が上がっているのだ。

 疲労か、はたまたフォームや投球のクセを研究された結果か。いずれにしても投球の柱となるボールだけに、この傾向が続くようだと今後も苦しい投球は続くことだろう。


完璧投球で連敗はストップ


 連敗で迎えた8月10日の試合。巨人は8回に勝ち越しに成功し、5-2と3点リードで9回へ。マウンドにはカミネロが上がる。

 これ以上の失敗は許されない“背水の陣”となったが、前日逆転劇の口火を切る安打を打たれた伊藤を157キロの速球で内野ゴロに仕留めると、同点三塁打を許した福留は落ちるボールで内野ゴロに仕留めて二死。最後は俊介を155キロの速球で内野フライに打ち取り、完璧なリリーフで20セーブ目を挙げた。

 3位のDeNAとは4ゲーム差。十分に射程圏とはいえ、勝ちゲームを取りこぼしていてはその差はなかなか詰められない。最後を締めるカミネロの復調なくして、逆転CSへの道はないのだ。

 勝負の8月戦線はまだはじまったばかり。巨人リードで迎えた9回、カミネロが見せるパフォーマンスに注目だ。


【PR】読売ジャイアンツを観戦するなら「DAZN Baseball」

阿部慎之助監督のもと、新たなチーム作りを進める巨人。戸郷翔征を軸とした投手陣の整備、主砲・岡本和真のさらなる進化が覇権奪回のカギを握る!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西