● Dバックス 6 - 8 ドジャース ○
<現地時間8月10日 チェース・フィールド>
ドジャースへトレード移籍したダルビッシュ有が10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦で移籍後2度目の先発登板。立ち上がりから制球に苦しみ、5回106球で降板。それでも10奪三振2失点と粘り、移籍後2連勝で今季8勝目(9敗)を手にした。
ドジャースは1回表、打線がつながり幸先よく3点を先制。ダルビッシュは7回無失点だった4日(同5日)の移籍後初登板(メッツ戦)同様、立ち上がりをスムーズに乗り切りたいところだったが、この日は初回から制球に苦しんだ。
1番ぺラルタにフルカウントから内野安打を許すと、その後は走者こそ出さないものの、2回の6番デスカルソまで、6者連続でフルカウントを記録。2回を打者7人で終えたが、球数は早くも44球に達した。
3回も先頭の8番マルテにボール先行。結局四球で歩かせると、送りバントと暴投で一死三塁のピンチを招いた。1番ペラルタには、二塁への適時内野安打を許し3-1。移籍後初失点は印象の悪い取られ方だった。
4回は一死から、5番マルティネスに高めの直球を右翼席へ運ばれた。1点差に迫られ、さらに2安打などで二死一、二塁のピンチを招いたが、ここは代打・ドゥルーリーを3球三振に退けた。
すると3-2の5回表、ドジャースは1番テイラーの16号ソロなどで再び3点を追加する。ダルビッシュはその裏、先頭打者に四球を許したが、後続を3者連続三振に仕留め、2戦連続の2ケタ奪三振を記録。6回表の打席で代打を送られ降板した。
10三振こそ奪ったが、この日は終始テンポが悪く5回までに106球。それでも、頼もしい野手陣が初回と5回に3点ずつを奪い、新加入右腕を効率よく援護した。ドジャースは6回にも2点を奪い敵地で逃げ切り勝ち。ダルビッシュは5回2失点で移籍後2連勝。今季のトータル防御率は3.81となった。