浅村, 源田, 外崎
浅村(左)と外崎(右)に祝福される西武・源田(中央)=ZOZOマリン

◆ ドラ3組がチームを牽引

 後半戦に入り注目を集めているのが西武だ。連続カード勝ち越しは前回のオリックス戦で止まってしまったが、後半戦2カード目の日本ハム戦からはじまった連勝は59年ぶりとなる「13」まで伸びた。

 惜しくも敗戦を喫した8月5日のソフトバンク戦では、6点のビハインドを8回と9回で追いつく驚異の粘りを見せた。その西武打線をけん引しているのが秋山翔吾、源田壮亮、浅村栄斗の上位打線。ロッテとの今カードでもそれぞれが存在感を発揮している。

 この3人にはある共通点がある。浅村(2008年)、秋山(2010年)、源田(2016年)と全員がドラフト3位指名でプロ入りを果たしているのだ。西武に限らずドラフト1位、2位は投手を指名することが多い。2016年ドラフトでも、1位と2位指名は24名中20名が投手だった。西武も例に漏れず1位で今井達也(作新学院高)、2位は中塚駿太(白鴎大)と高卒、大卒の投手を1名ずつ指名している。

 必然的に野手の最上位指名となる可能性が高いドラフト3位。その3位をことごとく「当たり」にしているのが西武ということになる。

◆ 昨年の盗塁王・金子もドラフト3位

 大学生・社会人、高校生との分離ドラフトが終わり一本化された2008年以降の3位指名を見てみると、昨年までの9回で投手3名、捕手1名、内野手3名、外野手2名の内訳だ。前述の3名以外にも昨シーズンの盗塁王である金子侑司(2012年)、今シーズンから外野手として出場を続ける外崎修汰(2014年)もドラフト3位での入団。出遅れていた金子が戦列に復帰して以降、5名のドラフト3位戦士たちがスタメン起用されることも多く、その5名がは先発出場を続けている。

 一方、投手陣の3位指名は岩尾利弘(2009年)、豊田拓也(2013年)と一軍で好成績を残したとはいえない状況だ。もうひとりの投手である野田昇吾(2015年)はルーキーイヤーとなった昨シーズン22試合に登板し0勝0敗、防御率3.93。今シーズンも登録、抹消を繰り返しながら中継ぎとして20試合に登板し防御率2.41と一定の結果を残している。貴重な中継ぎ左腕としてだけでなく、近年は結果を残せていない「投手」のドラフト3位としても期待が掛かる。

 スカウトの腕、眼力が多く問われることになるドラフト3位。なかでも、活躍する確率の高い西武のドラフト3位野手にこれからも注目するのも面白そうだ。今秋のドラフト会議で3位指名された野手が、またまた来年の戦力となっているかもしれない。

【2008年以降西武のドラフト3位】
2008年:浅村栄斗(内野手)※野手最高位
2009年:岩尾利弘(投手)
2010年:秋山翔吾(外野手)※野手最高位
2011年:駒月仁人(捕手)※野手最高位
2012年:金子侑司(内野手)※野手最高位
2013年:豊田拓矢(投手)
2014年:外崎修汰(外野手)※野手最高位
2015年:野田昇吾(投手)
2016年:源田壮亮(内野手)※野手最高位

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ベースボールキング編集部

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