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阪神・藤浪晋太郎投手(23歳) 今夜3カ月ぶりに1軍先発

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【プロ野球阪神】投手指名練習 練習に臨む阪神・藤浪晋太郎=甲子園 2017年8月14日 写真提供:産経新聞社
広島に優勝マジック27が再点灯。今夜、3カ月ぶりに1軍マウンドへ登場する阪神先発の藤浪を、金本監督は、

「彼の人生を左右する試合。そのぐらいの目で見ている」

と解説しました。では、当の藤浪はどう感じているのでしょう。

「ぼくは2軍から上がったばかり。余裕などありません」

と必死です。

昨日からスタートした首位広島との3連戦は、やはり天王山。ところが、ゲーム差は9.5も離れてしまいました。もし、連敗などするようなことがあれば、セ・リーグの灯が消えてしまう。いくら、クライマックスシリーズがあるといっても、広島の勢いは止まらない。そう考えるのが当然でしょう。

藤浪が、なぜ2軍落ちしたかというと、制球難。5月27日に出場選手登録を外れるまで、7試合に登板して3勝3敗です。しかし、その時点で、リーグワーストの36四死球はどうみてもいただけない。

「みんなの意見を聞いて決断した。早く修正するには1軍よりも、2軍でフォームを直したほうがいい」

と金本監督は言っています。藤浪にとって、不調で2軍落ちするのは初めての経験でした。一見、感情の起伏が少ないように見られていますが、それは表情が変わらないからでしょう。

発端は4月4日のヤクルト戦。序盤から8四球と制球が定まらない藤浪は、畠山へ投じたツーシームがすっぽ抜けた。顔面付近へボールは飛んで行ったものの、左肩へのデッドホールとなって、ヤクルトベンチから選手が飛び出し、大乱闘に。結局、ヤクルトのバレンティンと、阪神・矢野コーチが退場処分を受け、両チームに警告試合が告げられました。

以来、特に右打者へはよほど投げづらいのか、ノーコンぶりがよりクローズアップされたのです。では、2軍落ちした後の状況はどうかといえば、調整が長引いたのは、それなりの理由がある。7月2日、ウエスタンの中日戦で初の危険球退場まで7四死球を。イップスの噂が流れたほどです。

イップスといえば、阪神の糸井が有名。それで野手へのコンバートを決めています。最近では、巨人の沢村がイップスに悩まされていると言われている。ただ、本人に向けて、イップスは禁句。関係者は、本人の耳に入れないように、火消しにやっきでした。

もうひとつ、WBCの後遺症という意見も根強い。当初、球団は藤浪の侍ジャパン入りにあまり協力的ではなかったそうですが、本人が「どうしても」と強く希望。オフの間は、必死にWBC使用球で練習を行いました。あくまで結果論ですが、ボールの違いが制球難を招いたという意見もあります。

加えて、フロントへは営業サイドから早く1軍復帰を、とせっつかれた裏事情もある。藤浪グッズが昨年の50パーセント以下に売り上げが落ち込んでいるそうです。エース、メッセンジャーが骨折で戦列を離れるなど、投手陣は一大事。金本監督が「必ずいい風を吹かせてくれる」と祈るようにいうのも無理はありません。果たして救世主となるか。なるほど、人生の大一番です。


8月16日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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