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CS本拠地開催へ、DeNA投手陣が“難敵”猛虎打線に挑む

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阪神相手に3戦3勝と好成績を残しているDeNAのルーキー・浜口

三つ巴のCS争い


 カープに早くもマジックが点灯したセ・リーグのもう一つの焦点は、2位~4位につけるタイガース、ベイスターズ、ジャイアンツの熾烈なCS争いの行方だ。

 逆転優勝の望みをつなぎつつ、2位に入って本拠地開催を実現できるか。

 3位を死守して下克上の権利を得るか。

 はたまた4位=Bクラスでシーズンを終えるのか。

 順位が一つ違うだけで、その先に待つ未来は大きく変わる。

 現在3位のベイスターズは、2位のタイガースに1.5ゲーム差と詰め寄り、4位のジャイアンツとは5ゲーム差まで離れた(8月17日終了時点)。「ハマスタでCSを」というファンの願いを実現させられるかどうかは、残り37試合にかかっている。


阪神と9月に8試合


 今シーズンはセ・パ交流戦を除いてすでに6試合が雨天のため順延となっており、終盤の日程が過密になってきている。ドラゴンズ戦の2試合がどこに入るかは未発表だが、夏場をまたいでの厳しい戦いになることは間違いない。今後、悪天候によって流れるゲームがさらに増える可能性もある。

 ここにきてクローズアップされているのは、ただでさえ体力的にきつくなるシーズン終盤に、タイガースとのカードが多く組まれている点だ。9月は8~10日(甲子園)、24・25日(甲子園)、27~29日(横浜スタジアム)の計8試合が予定されており、ここでの勝敗が最終順位に直結する可能性が高い。

 ベイスターズはここまで7勝10敗と負け越しており、横浜スタジアムでは2勝7敗と、厳しい戦いを強いられている。

 苦手としてきたタイガースと今後どう戦っていくのか。CSでの対戦もにらみながら綿密な戦略を練ることが求められるだろう。


カギを握る2つの局面


 対タイガースのイニング別失点を整理してみると、2つの局面で多くの点を失っていることがわかる。

 最多は8回(14失点)、2番目に多いのが3回と4回(各11失点)、次に多いのが9回(9失点)だ。イニング別の被本塁打数(全15本)でも、最多は3回と8回の5本。つまり、「3・4回=打線2巡目を迎えた先発投手」と、「8・9回=ゲーム終盤を任される救援陣」が打ち込まれている傾向が見られるのだ。

 たとえば8月11日の一戦は、先発が2巡目につかまる典型的なゲーム。

 カード頭のマウンドを託された石田健大は3回の先頭、この日2打席目の1番・俊介に出塁を許すと、その後2アウトとしながらも、4番のロジャースに安打でつながれ、続く中谷将大に3ランを被弾した。

 また翌12日の試合は、救援陣が粘り切れないパターンに当てはまる。

 先発の井納翔一から田中健二朗、エスコバーへの継投で7回まで1-0とリードしながら、データ的にも“鬼門”の8回、パットンが同点に追いつかれてしまう。そして延長10回、砂田が福留孝介の技ありの一発を浴びて競り負けた。


真価が問われるバッテリー


 タイガース打線の印象について、クローザーの山崎康晃はこう語る。
「どこからでも点が取れる。“たたみかけ”が怖いですよね。力でいくところは力でいきながらも、やっぱり頭を使わないと」

 対戦の回数が重なるにつれて「頭」すなわち“分析力”や“作戦”の勝負という側面が強くなってきている。山崎が続ける。

「この前の試合で先頭打者の梅野(隆太郎)さんがセーフティバントをしてきたのも、抑えを3年やってますけど、初めてのことでした。ぼく自身は今年に関しては阪神に打たれているイメージはあまりない。向こうにしてみれば、ずっと抑えられてる相手をどう攻略するか、当然考えてきますよね。(糸井嘉男が一軍に復帰したことを受け)ベテランに加えて、若い力もある。そういうチームはやっぱり強いですから。そこに勝ちきってこそ上にいけるというのは事実なので、最後は自分たちを信じるしかないのかなと思います」

 山崎の言葉どおり、タイガース打線は若手とベテランが入り混じり、豪快さと老獪さを併せ持つ。勝負強い福留孝介や、今季13本塁打中5本をベイスターズ戦で放っている中谷など警戒すべき打者は多いが、「相手のスイングさせないことがいちばんの近道」(山崎)。ベイスターズバッテリーの腕が試されるところだ。

 先発の柱となるのは、2年目にして2ケタ勝利を達成した今永昇太と、9割以上のクオリティスタート率を誇る新助っ人ウィーランドの2人だろう。そこに、タイガース戦で3戦3勝と相性のよさを見せるドラフト1位ルーキーの浜口遥大を加えて、いざ虎狩りに挑む。

 両軍とも残りは37試合。最後の最後、順位が決する瞬間まで、選手たちの心も体も休まらない日々は続く。


※初出の際、日程面の記載に誤りがございました。訂正し、お詫びいたします。申し訳ございませんでした。

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