仙台育英が劇的逆転サヨナラ勝ち
『第99回全国高等学校野球選手権大会』は大会11日目。この日は3回戦の4試合が行われ、4チームが準々決勝進出を決めた。これにより、ベスト8が出揃った。
▼ 11日目・第1試合
済|020 040 100 0|7
盛岡大付が延長戦制して初のベスト8進出。1点を追う9回、植田のソロで同点に。延長10回には植田の2打席連続となる3ランなどで一挙5得点を挙げ、両チーム計5本塁打が飛び交う空中戦を制した。済美はエース・八塚がつかまった。
▼ 11日目・第2試合
● 前橋育英(群馬) 4 - 10 花咲徳栄(埼玉) ○
花|401 200 201|10
前|110 000 200|4
花咲徳栄が“関東対決”を制し、2年ぶりの準々決勝進出。初回に4点を先制すると、その後も着実に得点を重ね、13安打10得点。投げては綱脇が7回途中4失点の粘投を見せれば、清水が今大会初の150キロをマークした。前橋育英は終盤にソロ本塁打などで2点を返したが、序盤の失点が響いた。
▼ 11日目・第3試合
● 聖光学院(福島) 4 - 6 広陵(広島) ○
広|020 002 002|6
聖|100 030 000|4
広陵が逆転勝ちで10年ぶりの8強入り。2点を追う6回に中村の2点適時打で同点。9回に中村の3試合連続本塁打となる3ランで勝ち越しに成功した。聖光学院は2年連続のベスト8ならず...
▼ 11日目・第4試合
● 大阪桐蔭(大阪) 1 - 2 仙台育英(宮城)○
大|000 000 010|1
仙|000 000 002X|2
仙台育英が劇的逆転サヨナラ勝ち。白熱の投手戦となったこの試合。大阪桐蔭が8回に1点を先制する。しかし、仙台育英が1点を追う9回裏、二死走者なしから安打、四球、相手の失策で満塁に。馬目の2点タイムリーで逆転勝利を収め、準々決勝にコマを進めた。大阪桐蔭は、史上初の2度目の春夏連覇ならず。