本塁打に続いて打点も新記録
広陵(広島)のニュースターが止まらない。
22日の準決勝。2本の本塁打を放って清原和博氏が持っていた大会最多本塁打記録を更新した中村奨成は、直後の第4打席で満塁から走者一掃の3点適時三塁打をマーク。この日だけで6打点を荒稼ぎし、大会通算16打点目。これで2008年に萩原圭悟(大阪桐蔭)が記録した一大会の最多打点記録15を上回り、打点でも歴代トップに躍り出た。
こうなると気になるのが“三冠”への挑戦。ベスト4以上に進出したチームにおける大会最高打率は、2004年・駒大苫小牧の糸屋義典が記録した.700というもの。22日の試合で4安打の固め打ちを見せた中村は打率を.696(23-16)まで上げ、決勝戦での7割超えも現実味を帯びてきている。
甲子園歴代最強打者へ…。中村の勢いは止まらない。
【中村がつくった新記録】
▼ 塁打数
「38」
☆22日の準決勝、第1打席で更新。これまでの最多は河合完治(中京大中京/2009年)の「28」。
▼ 本塁打
「6」
☆22日の準決勝、第3打席で更新。これまでの最多は清原和博(PL学園/1985年)の「5」。
▼ 打点
「17」
☆22日の準決勝、第5打席で更新。これまでの最多は萩原圭悟(大阪桐蔭/2008年)の「15」。