● タイガース 4 - 13 ヤンキース ○
<現地時間8月22日 コメリカ・パーク>
右肩炎症で故障者リストに入っていたヤンキースの田中将大が22日(日本時間23日)、敵地でのタイガース戦で復帰登板。初回から丁寧な投球が光り、7回3失点で今季9勝目(10敗)を手にした。
ヤンキースは1回表、3番サンチェスの24号2ランなどで3点を先制。幸先よく援護を得た田中は、9日(同10日)のブルージェイズ戦以来となるマウンドに登った。
この日は立ち上がりからボールを低めに集め、初回、2回はいずれも3者凡退。すると3回表、再び打線がタイガース先発・ボイドに襲いかかり、ヤンキースは早くも7-0と一方的な展開へ持ち込んだ。
田中はその裏、先頭の7番マキャンに初安打を許すと、二死から1番キンズラーに中越えの適時二塁打を浴びた。それでも傷口は広げず、後続をピシャリ。4回は2者連続三振をマークするなど、ここから再び3イニングを3人ずつで片付けた。
11-1の7回は、一死二塁から4番カステラノスに17号2ランを浴びた。それでも、続くロマインの三塁線を破った打球を、左翼・ガードナーが二塁へ好返球。これがタッチアウトとなり、バックがピンチの芽を摘んだ。
二死からマキャンを三ゴロに打ち取り、田中は7回3失点で降板。この日は90球と球数も少なく、6安打4奪三振無四死球と好投。右肩の不安を一掃する内容で、今季の防御率を4.86とした。
ヤンキース打線は9回にも、サンチェスのこの日2本目の2ランで計13得点。また、37試合連続三振中だった若手大砲・ジャッジは、1打数1安打3四球で交代。37試合連続三振はメジャータイ記録だったが、不名誉な新記録は回避した。