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3つの新記録と2つのタイ記録…広陵・中村奨成、「記憶にも記録にも」残った夏

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広陵・中村奨成(C)KYODO NEWS IMAGES

この夏の主役


 「記憶にも記録にも残るキャッチャーになりたいと思います」。

 8月19日の3回戦終了後、1大会の最多本塁打記録に王手をかけた中村奨成はこう言ってのけた。

 その翌日の準々決勝こそ記録更新はできなかったものの、1日休みをおいた22日の準決勝・第1打席でバックスクリーンに叩き込む大会タイ記録の第5号。観客の度肝を抜くと、その日の第3打席で新記録の第6号。高校野球ファン全員が彼の活躍に心を躍らせた。

 23日の決勝戦では花咲徳栄に4-14で敗れ、涙を流したこの夏の主役。それでも決勝で3本の安打を放ち、大会最多安打記録にも肩を並べた。まさに有言実行、記録づくめの夏は多くの人々の記憶にしっかりと刻みこまれることだろう。


3つの新記録


 この夏、中村が打ち立てた新記録は3つ。まずは塁打数の記録だ。

 これまでは2008年の河合完治(中京大中京)が記録した「28」というのが最多であったが、中村は準決勝・第1打席の本塁打でこの記録を更新。最終的にはその数字を「43」まで伸ばした。前人未到の大記録である。

 そして同じ準決勝の第3打席で放った本塁打で、最多本塁打の記録も更新。これまでは1985年に清原和博(PL学園)が記録した「5本」が最多であったが、この記録を32年ぶりに塗り替えている。

 また、同じく準決勝の第5打席で適時二塁打をマークし、打点の最多記録を更新。これまでは2008年に萩原圭悟(大阪桐蔭)が記録した「15」が最多であったが、「17」に更新した。


決勝で2つのタイ記録


 23日の決勝戦では、2つの最多記録に肩を並べた。

 第5打席でこの日3本目の安打を放ち、通算安打は「19」に。1986年に水口栄二(松山商)が記録した最多記録に並んだ。

 さらにこの第5打席で放った3本目の安打は、この日2本目の二塁打だった。これで今大会の通算二塁打を「6」とし、1950年の大久保英男(鳴門)、2009年・堂林翔太(中京大中京)、2015年・杉崎成輝が作った記録に肩を並べている。
 
 なお、注目が集まった打率は2つの三振が響いて.679どまり。最高打率には届かず、最多記録“三冠”はならなかった。

▼ 中村奨成・個人成績
6試合 打率.679(28-19) 本塁打6 打点17


夏の甲子園・野手の大会記録

▼ 最高打率
.727 古閑憲生(津久見/1988年)

※ベスト4以上
.700 糸屋義典(駒大苫小牧/2004年)

▼ 最多本塁打
6本 中村奨成(広陵/2017年)

▼ 最多打点
17点 中村奨成(広陵/2017年)

▼ 最多安打
19本 水口栄二(松山商/1986年)
19本 中村奨成(広陵/2017年)

▼ 最多二塁打
6本 大久保英男(鳴門/1950年)
6本 堂林翔太(中京大中京/2009年)
6本 杉崎成輝(東海大相模/2015年)
6本 中村奨成(広陵/2017年)

▼ 最多三塁打
4本 山本市三(和歌山中/1926年)
4本 沢村 通(大阪桐蔭/1991年)
4本 中川博之(福井商/1996年)
4本 渡辺政孝(九州学院/2010年)

▼ 最多塁打
43 中村奨成(広陵/2017年)



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