2戦連続マルチ　8月打撃好調の巨人・阿部慎之助

　巨人の阿部慎之助は通算2000安打を達成した8月13日以降、7試合中4試合でマルチ安打を記録するなど打撃好調だ。

　23日の中日戦では第1打席、大野雄大が投じたインコースのストレートを鋭いライナーでライト前に弾き返して出塁。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 中日－巨人戦』で解説を務めた若松勉氏は「体の回転というか上半身と下半身が連動して、身体中心で回って後からバットがでてきている。スイングが非常に速かった」と阿部の打撃を解説。「インサイドの速い球をライト前ですから。調子は上がっていますよ」と状態が上向いているとの見解を示した。

　阿部は続く4回二死一塁の第2打席でも、大野のストレートを反対方向に運び、この日2本目の安打を放った。

　3・4月は打率.305、5本塁打、24打点と好スタートを切った阿部だが、5月以降は苦しみ一時は打率が2割4分台まで下降。しかし、8月はここまで19試合に出場して、月間打率.338と好調だ。打点も「18」を記録するなど、勝負強さを発揮し、クライマックスシリーズ進出を目指すチームをバットでけん引している。

【阿部の月別打撃成績】
3・4月：率.305（82－25） 本5 点24
5月：率.200（85－17） 本3 点9
6月：率.244（41－10） 本2 点5
7月：率.232（69－16） 本1 点8
8月：率.338（71－24） 本3 点18

（ニッポン放送ショウアップナイター）