ヤクルトからリーグワーストの18被本塁打が3人
8月29日の阪神対ヤクルト戦。石川雅規(ヤクルト)は7回3失点(自責1)と試合を作ったが味方の援護に恵まれず、敗戦投手となり今シーズン12敗目(4勝)を喫した。石川は5月18日の巨人戦以来、白星は無く現在9連敗中。長らくヤクルトのエースとして貢献してきたベテラン投手として残りのシーズンで一矢を報いたいところだ。
石川は今季、18本の本塁打を浴びており、同僚の原樹理(2勝9敗)、ブキャナン(6勝11敗)とともにセ・リーグのワーストだ。もちろん、本拠地の大きさやチーム状態など他の要因もあるが、3投手ともに勝ち星が伸びていないことと被本塁打の多さは無関係ではないだろう。
ちなみに、パ・リーグのワーストは30日のソフトバンク戦で好投した有原航平(日本ハム)。その試合で今宮健太に本塁打を許し、今季19本目の被本塁打となった。
当然、対戦機会の多い先発投手の被本塁打は多く、規定投球回に到達している先発で被本塁打ゼロの投手はいない。一方で各球団のリリーフ陣を見渡すと、今季いまだに被本塁打が「ゼロ」(投球回数30回以上)という投手もいる。
今シーズン被本塁打0はこの4人!
32セーブをマークし、セ・リーグの最多セーブ争いトップを走るドリス(阪神)は、ここまで被本塁打がない。また、49.2回を投げ奪三振は65個。リーグトップの奪三振率11.78を記録しており、阪神の上位躍進を支えている。そのドリスは昨季も公式戦での被本塁打がなく、日本で1本も本塁打を打たれていないことになる。ちなみに、昨年のオープン戦ではソフトバンクの柳田悠岐に本塁打を浴びており、これが日本で許した唯一の被本塁打となっている。
広島の中継ぎ右腕・一岡竜司も45回を投げて被本塁打は「0」だ。昨季は27試合(24回2/3)の登板機会ながら被本塁打は「0」で、被本塁打ゼロは昨季から続いている。また、今季はすでに、5本の本塁打を浴びた2015年以上の登板機会となっている。
また、1カ月ほどの離脱があったものの、楽天の守護神・松井裕樹も46.2回を投げ本塁打を浴びていない。もっとも、松井裕はここまで2失点(自責1)と防御率0.19をマークしており、点すら取られておらず、絶対的な守護神として君臨している。
なお、楽天のドラフト9位ルーキー・高梨雄平もこれまで被本塁打はなかったが、30日の試合で西武の山川穂高に3ランを許し、初の被本塁打となってしまった。
そのほかでは、投球回数30回には達していないものの、対左のワンポインなどでも起用されている嘉弥真新也(ソフトバンク)が47試合(27回2/3)に登板して被本塁打0と、鉄壁を誇るソフトバンクリリーフ陣の中でも存在感を示している。
<今シーズン・被本塁打0の投手>
※30投球回以上
ドリス(阪神)
51試 3勝3敗32S4H 50.2回 防2.49
一岡竜司(広島)
47試 4勝2敗1S14H 47回 防1.91
松井裕樹(楽天)
45試 3勝1敗29S5H 46.2回 防0.19
※数字は2017年8月30日終了時点