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セの上位戦線で勃発する正捕手争い 坂本、嶺井、宇佐見が台頭!

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阪神の藤浪(右)と捕手・坂本=東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

虎・坂本の出番が急増、藤浪&小野を好リード


 シーズンも佳境に入り、クライマックスシリーズ争いが盛り上がっているセ・リーグ。特に上位を目指す阪神、DeNA、巨人の3チームは、ここへ来て先発マスク事情に異変が生じている。

 夏のロードで大きく勝ち越し、再び首位・広島に迫ってきた2位・阪神。開幕直後は4年目の梅野隆太郎が不動の地位を確立していたが、7月以降に2年目の坂本誠志郎が台頭。8月はここまで梅野の12先発に対し、坂本は14先発。最近は坂本が4戦連続スタメンと、形勢は逆転した。

 坂本が株を上げたのが、苦しむ右腕の登板時だった。8月27日の巨人戦では藤浪晋太郎とコンビを組み、6回まで無失点。結局、7回途中3失点で黒星を喫したものの、苦悩する若き右腕に復調の兆しを照らした。

 同29日のヤクルト戦ではドラ2右腕・小野泰己とバッテリーを組み、開幕7連敗中だった新人をプロ初勝利へ導いた。打率こそやや梅野に劣るものの、総合力でアピールしている坂本。ここへ来て首脳陣の信頼を集めている。

攻守で活躍の嶺井、宇佐見は小林を刺激


 DeNAでは4年目・嶺井博希のスタメン機会が増加中。これまで正捕手・戸柱恭孝に次ぐ二番手扱いだったが、7月に入ってから攻守両面での活躍が光る。前夜は高卒3年目の飯塚悟史をプロ初勝利へ導き、打っても3安打1打点と大当たり。今季はインサイドワークも冴え、売りである打撃でも打率.282と好調だ。

 8月27日のヤクルト戦では、6年目の高城俊人もいい働きを見せた。春先から相性抜群だった新人・浜口遥大を8勝目へ導き、打っては猛打賞の活躍。DeNA捕手陣には3者三様の強みがあるだけに、ラミレス監督の選択が鍵を握りそうだ。

 巨人では2年目の宇佐見真吾が台頭。スタメンはまだ2試合とディフェンス面は正捕手・小林誠司にまだまだ及ばないが、すでに貴重な2本塁打を放つなど、非凡な打撃センスは魅力だ。ビハインド時の打撃要員としても見込めるだけに、新たなオプションとして9月戦線に欠かせない存在になりそう。小林を刺激する意味でも、今後のさらなる成長に期待したい。

 これからは1試合の重みが増す終盤戦に突入する。負けられない戦いが続くなかで、扇の要を誰に託すのか――。首脳陣の起用法にも注目が集まる。


※初出の際、宇佐見真吾選手の漢字が誤っておりました。訂正してお詫び申し上げます。

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