◆ 背番号は「11」
メッツは現地時間2日(日本時間3日)、自由契約となっていた青木宣親の獲得を発表した。
メジャー6年目のシーズンをアストロズで迎えた青木だったが、トレード期限ギリギリでブルージェイズへと移籍。ところが、そこから1カ月も経たないうちに40人のロースターから外れることが発表され、事実上の戦力外に。自由契約となってからその動向に注目が集まっていた。
新天地となるメッツはナ・リーグ東地区の所属。おととしは地区優勝、昨季は地区2位からワイルドカードでポストシーズンに進出したが、今季は故障者が続出したこともあってここまで借金17の4位と低迷。3年連続のポストシーズン進出は絶望的な状況にある。
これが今季だけでも3球団目、メジャーでは7球団目の移籍となった青木。“戦力外”という言い方をするとネガティブな印象になるが、ブルージェイズ退団はポストシーズンが厳しくなったチームの方針転換によるもので、若手育成の波に押し出されたというだけ。むしろ、今この時期にフリーになってもすぐに声がかかるほどの評価がある、というところを前向きに捉えたい。
チームにとっては消化試合かもしれないが、青木にとっては来季以降の立ち位置を左右する重要な戦い。残る約1カ月でどれだけアピールができるか、『メッツ青木』のこれからに注目だ。
▼ 青木宣親
・メジャー在籍歴
ブリュワーズ(2012~2013)
ロイヤルズ(2014)
ジャイアンツ(2015)
マリナーズ(2016)
アストロズ(2017)
ブルージェイズ(2017)
メッツ(2017)
・今季成績=82試 率.274(234-64) 本5 点27
[HOU] 70試 率.272(202-55) 本2 点19
[TOR] 12試 率.281(32-9) 本3 点8
・メジャー通算=731試 率.285(2614-745) 本33 点211