○ パドレス 7 - 2 ドジャース ●
<現地時間9月2日 ペトコ・パーク>
ドジャースのダルビッシュ有が2日(日本時間3日)、パドレス戦とのダブルヘッダー第2戦に先発登板したが、メジャー自己最短KOを食らい11敗目(8勝)を喫した。ドジャースはダブルヘッダー第1戦にも敗れ2連敗。これで最近8試合は1勝7敗となった。
ドジャースは初回、3番ターナーの適時二塁打で先制。ダルビッシュは援護を得てマウンドに登ったが、一死一、三塁のピンチを招くと、4番サンチェスの一ゴロの間に同点に追いつかれた。
3回表に再び2-1と勝ち越してもらったが、その裏は一死から、1番アスアヘに同点ソロを浴びた。さらに2番アイバー、続くスパンゲンバーグに連打を許すと、4番サンチェスに右前適時打を浴び2-3と勝ち越された。
さらに、5番ブラッシュに死球を与え満塁とされると、続くシーザーには2点適時二塁打を浴び5失点目。この回は同点被弾から、四球を挟みまさかの5連打。突然の乱調で試合をひっくり返された。
4回も先頭打者に四球、次打者には左前打を浴び、無死一、二塁の場面で降板。3回0/3でのKO劇は、メジャー挑戦後自己最短となった。救援陣がピンチを無失点で切り抜けたため、ダルビッシュは4回途中5失点。この日は8安打3四球と走者を背負う展開が続き、4回途中88球と制球にも苦しんだ。
打席では左バッターボックスに入り、4回の第2打席で移籍後初安打となる遊撃内野安打をマーク。ただ、本職のピッチングでは精彩を欠き、自身2連敗で今季の防御率は4.09へ悪化した。
ドジャースはダブルヘッダー第1試合を5-6のサヨナラ負けで落とし、先発含め6投手をつぎ込んでいた。ブルペン陣を休ませるためにもダルビッシュには長いイニングを投げてほしいところだったが、新加入右腕は期待に応えられなかった。
前日は腰痛から復帰のカーショーが6回無失点の快投。さすがの投球で連敗を「5」で止めたが、この日は1日で連敗を喫し、これで最近8試合は1勝7敗。通算92勝43敗と独走態勢は変わらずだが、プレーオフ戦線前の失速は気掛かりだ。