ニュース 2017.09.04. 09:35

若き侍、キューバに快勝!“2年生1・2番コンビ”が躍動、清宮が決勝犠飛

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勝ち越し犠飛を放った清宮幸太郎

WBSC U-18ベースボールワールドカップ

○ 日本 7 - 2 キューバ ●
<9月4日 ポートアーサー・スタジアム>

 1日にカナダ・サンダーベイで開幕した「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。侍ジャパンU-18代表はオープニングラウンドの第3戦でキューバと対戦し、7-2で勝利を収めた。

 悔しい敗戦から間髪いれずに訪れた第3戦の相手はキューバ。アメリカ戦で途中交代となった中村奨成(広陵)に代わり、古賀悠斗(福岡大大濠)が今大会初めてスタメンマスクを被った。

 初回、先発の山下輝(木更津総合)が一死二・三塁というピンチを招くも相手の4番・ファドラガを空振り三振に斬ってとると、その後二死満塁とするも後続を斬り、なんとか無失点で立ち上がる。

 するとその裏、日本は先頭の藤原恭大(大阪桐蔭/2年)が左中間へ鋭いライナーを弾き返すと、左翼手が安全に捕球しに行った体勢を見て迷わず二塁へ。好走塁で無死二塁とチャンスを作る。

 続く小園海斗(報徳学園/2年)は三振も、捕手が捕球できずに振り逃げが成立。無死一・三塁とチャンスを広げると、安田尚憲(履正社)の打席でまたも暴投。藤原が還り、日本が1点を先制する。さらに安田が安打で続いて一・三塁とすると、4番の清宮幸太郎(早稲田実)がきっちりと犠飛を打ち上げて追加点。幸先よく2点を挙げた。

 先発の山下は3回、安打と四球で招いたピンチでファドラガに二塁打を浴び、一気に二者が生還。2-2の同点に追いつかれてしまう。それでも残ったピンチは後続を斬り、勝ち越しは許さない。

 すると直後の攻撃で藤原が四球をもぎ取ると、小園が安打で繋いで無死二・三塁のチャンス。ここで安田は勝負を避けられ、無死満塁となって4番の清宮へ。追い込まれながらも粘り、フルカウントから高めのボールをライトへ。2打席連続の犠飛で3-2と勝ち越しに成功すると、続く桜井周斗(日大三)はバットを折られながらもセンターへと落とす適時打。2点を挙げて4-2と突き放した。

 その後は6回にも藤原の併殺崩れの間に1点を加えると、小園がレフトへの適時打を放ってこの回2得点。さらに小園は8回にも適時打を放ち、7-2とリードを広げた。

 投げては山下が6回途中に制球を乱すも、2番手・田浦文丸(秀岳館)が連続三振で見事な火消し。田浦は8回までの打者11人から5つの三振を奪い、無失点の好リリーフ。雨が落ちてきた9回は清水達也(花咲徳栄)が制球に苦しみながらも今大会初登板を1回無失点で飾り、日本が7-2で勝利。敗戦のショックを引きずること無く、難敵キューバを退けた。

 これで成績を2勝1敗とした日本。次戦は日本時間5日3時からオランダと対戦する。なお明日はもう1試合組まれており、オランダ戦の後に22時30分から南アフリカと対戦。この試合をもってオープニングラウンドの5試合が終わる。



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