● オランダ 1 - 3 日本 ○
<9月5日 ポートアーサー・スタジアム>
1日にカナダ・サンダーベイで開幕した「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。侍ジャパンU-18代表はオープニングラウンドの第4戦でオランダと対戦し、3-1で勝利。1試合を残してスーパーラウンド進出を決めた。
日本は徳山壮磨(大阪桐蔭)、オランダはブレークの両右腕による投げ合いで始まったこの試合。徳山が走者を背負いながらも粘りの投球で切り抜けて行ったのに対し、ブレークは4回まで一人の走者も許さない完全投球。スコアボードにゼロが並んでいく。
試合が動いたのは4回裏。オランダは一死からジュリアナが安打で出ると、徳山のモーションを完ぺきに盗んで盗塁に成功。チャンスを広げると、4番のアポステルは甘く入った低めの速球をすくい上げてセンターオーバーの二塁打。オランダが先制点を挙げた。
反撃したい日本は直後の5回表、先頭の清宮幸太郎(早稲田実)が外寄りの速球を左中間に弾き返して二塁打。チーム初安打を放ち、犠打で三塁に進めるも続く桜井周斗(日大三)は三振。古賀悠斗(福岡大大濠)も内野ゴロに倒れ、同点のチャンスを活かすことができない。
それでも、5回裏のピンチを西巻賢二(仙台育英)の好守もあって無失点で切り抜けると、6回先頭の丸山和郁(前橋育英)が安打と盗塁で無死二塁のチャンス。ここで西巻が犠打で転がすと、打球を処理した投手のブレークはどこにも投げることができず。無死一・三塁とチャンスが広がると、ここでブレークがまさかの一塁悪送球。相手のミスで得点が入り、1-1の同点に追いついた。
なおも無死二塁から藤原恭大(大阪桐蔭)が安打で繋ぎ、無死一・三塁。一気に逆転と行きたいところだったが、藤原が一塁牽制で逆を突かれ、微妙な判定もアウトのコール。続く打者も浅い外野フライで走者は動けず、かんたんに二死となってしまう。しかし、安田尚憲(履正社)の打席でブレークが暴投。捕手が弾く間に三塁走者が還り、逆転の1点が転がり込んだ。
リードを奪った6回裏、日本は2番手の田浦文丸(秀岳館)を投入。今大会通じて屈強な外国人打者を翻弄している魔球・チェンジアップがこの日も冴え渡り、打者9人から7奪三振を奪う無四球・無安打投球で3回を封じると、打線も8回に藤原の適時打で追加点を加える。
すると2点リードの9回も、そのまま田浦が続投。計4イニングを四球1つで無安打・無失点。9つの三振を奪う快投で試合を締めくくり、日本が3-1で逆転勝利。同時刻に始まったアメリカ-南アフリカの試合でアメリカが勝利を収めたため、ここまで4戦全勝のアメリカと3勝1敗の日本のスーパーラウンド進出が確定した。
悲願の世界一へ、まずはひとつ目の山を越えた日本。このあとは日本時間5日の22時30分からオープニングラウンド最終戦で南アフリカと戦い、7日(木)からは決勝進出をかけたスーパーラウンドへと挑む。
<9月5日 ポートアーサー・スタジアム>
1日にカナダ・サンダーベイで開幕した「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。侍ジャパンU-18代表はオープニングラウンドの第4戦でオランダと対戦し、3-1で勝利。1試合を残してスーパーラウンド進出を決めた。
日本は徳山壮磨(大阪桐蔭)、オランダはブレークの両右腕による投げ合いで始まったこの試合。徳山が走者を背負いながらも粘りの投球で切り抜けて行ったのに対し、ブレークは4回まで一人の走者も許さない完全投球。スコアボードにゼロが並んでいく。
試合が動いたのは4回裏。オランダは一死からジュリアナが安打で出ると、徳山のモーションを完ぺきに盗んで盗塁に成功。チャンスを広げると、4番のアポステルは甘く入った低めの速球をすくい上げてセンターオーバーの二塁打。オランダが先制点を挙げた。
反撃したい日本は直後の5回表、先頭の清宮幸太郎(早稲田実)が外寄りの速球を左中間に弾き返して二塁打。チーム初安打を放ち、犠打で三塁に進めるも続く桜井周斗(日大三)は三振。古賀悠斗(福岡大大濠)も内野ゴロに倒れ、同点のチャンスを活かすことができない。
それでも、5回裏のピンチを西巻賢二(仙台育英)の好守もあって無失点で切り抜けると、6回先頭の丸山和郁(前橋育英)が安打と盗塁で無死二塁のチャンス。ここで西巻が犠打で転がすと、打球を処理した投手のブレークはどこにも投げることができず。無死一・三塁とチャンスが広がると、ここでブレークがまさかの一塁悪送球。相手のミスで得点が入り、1-1の同点に追いついた。
なおも無死二塁から藤原恭大(大阪桐蔭)が安打で繋ぎ、無死一・三塁。一気に逆転と行きたいところだったが、藤原が一塁牽制で逆を突かれ、微妙な判定もアウトのコール。続く打者も浅い外野フライで走者は動けず、かんたんに二死となってしまう。しかし、安田尚憲(履正社)の打席でブレークが暴投。捕手が弾く間に三塁走者が還り、逆転の1点が転がり込んだ。
リードを奪った6回裏、日本は2番手の田浦文丸(秀岳館)を投入。今大会通じて屈強な外国人打者を翻弄している魔球・チェンジアップがこの日も冴え渡り、打者9人から7奪三振を奪う無四球・無安打投球で3回を封じると、打線も8回に藤原の適時打で追加点を加える。
すると2点リードの9回も、そのまま田浦が続投。計4イニングを四球1つで無安打・無失点。9つの三振を奪う快投で試合を締めくくり、日本が3-1で逆転勝利。同時刻に始まったアメリカ-南アフリカの試合でアメリカが勝利を収めたため、ここまで4戦全勝のアメリカと3勝1敗の日本のスーパーラウンド進出が確定した。
悲願の世界一へ、まずはひとつ目の山を越えた日本。このあとは日本時間5日の22時30分からオープニングラウンド最終戦で南アフリカと戦い、7日(木)からは決勝進出をかけたスーパーラウンドへと挑む。