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阪神・掛布雅之2軍監督 退任原因となった金本監督との確執とは?

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【プロ野球ウエスタンオリックス対阪神】幕切れ、阪神・高山俊(背番号9)とハイタッチをする掛布雅之二軍監督(中央)=2017年8月25日舞洲サブ球場 写真提供:産経新聞社
1軍ならまだしも、2軍監督の退任でこれほどの大騒動。今さらですが、ミスター・タイガースの人気が絶大であることがわかります。27、28日に鳴尾浜球場で予定していたウエスタン・リーグの広島戦が急きょ、甲子園球場へ変更されるなど、前代未聞の出来事もまた、掛布監督だからこそ。正式には契約満了に加え、「世代交代を」と発表されたものの、マスコミはもちろん、その言葉をうのみにするファンは1人だっていなかったでしょう。またぞろ、阪神のお家騒動です。

「選手が1軍へ上がっていく姿をみることが、何よりもうれしい」。

16年から2軍監督就任を快諾したのは、自身がつけている背番号31を譲り渡す選手を自ら探すことを使命でした。2015年のドラフト1位、高山が昨年、野手では赤星以来、15年ぶりの新人王へ輝いたのは、掛布監督の指導の賜物。2軍の選手はいずれも掛布チルドレンばかりといわれるほどのカリスマは、2軍では球界随一といっても過言ではありません。

9月10日、契約満了が発表されましたが、本人に通告したのは、そのわずか2日前。本人も驚いたそうです。とはいえ、これには伏線がありました。昨秋の2軍キャンプで、練習方法を変えてほしい、という申し出が金本監督から伝えられています。ただし、直接、本人へ話したのではなく、2軍のコーチを経由。

金本監督は練習方法を、「若手を徹底的に鍛える」広島スタイルへの変更を要望。「練習でできなかったら、(プロを)去るのは常」というのが持論です。一方、掛布監督は、「選手のいいところを見つける」。どちらが正解とはいえないものの、時代に照らし合わせれば、自主性を重んじる掛布式が良いのかもしれません。

この2年間、指導者としての掛布さんの評価が急上昇したのは事実でしょう。評論家時代の以前にも、同じ千葉県出身ということで、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが、ロッテへ

「面倒を見てほしい。私がタイコ判を押す」

と監督就任の後押しをしたことがあります。掛布監督にとって長嶋さんは、神様。結婚式のスピーチで、

「君はライバルのチームにいたけど、ホームランを打つと心の底から祝福していた」

との言葉に、涙を流したエピソードも有名でしょう。

そのロッテは、今季限りで伊東監督が退任。後任へ掛布さんの名前が浮上していますが、球団OBのフランコさんや、今季限りで現役を引退する井口の路線で、すでに動き始めていた。ということで、フロントは否定。ちょっと時期が遅かったのです。そうはいっても今シーズン、夏場にさしかかる前は、不振だった巨人、オリックスなどで来季、指導者のポストが用意されるのでは-という情報が…。この先、水面下で争奪戦が再燃することは間違いないでしょう。

88年10月10日、現役の引退試合は甲子園。そして今回、2軍監督のラストも甲子園という異例の展開になりました。あの掛布コールで再び。それだけは、阪神フロントの粋な計らいだと感じました。

9月13日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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