9回を締めたサファテに駆け寄るソフトバンクナイン(C)KYODO NEWS IMAGES

● 西武 3 - 7 ソフトバンク ○
<22回戦 メットライフ>

 優勝マジックを「1」としていたソフトバンクが敵地で西武を下し、2年ぶり18度目のリーグ優勝を決めた。1リーグ時代を含めると合計20度目のV。昨季は最大11.5ゲームあった差をひっくり返されて3連覇を逃したが、ここ4年で3度目となるリーグ制覇を成し遂げ、改めてその強さを示した。

 1点を先制されて迎えた4回表。一死から中村晃が安打で出塁すると、つづく柳田悠岐がレフトスタンドに叩き込む30号2ラン。自身17試合ぶりとなる久しぶりの一発で2年ぶりの30号到達。4番の一振りで試合をひっくり返す。

 さらに打線は5回。先頭の高田知季が安打で出ると、トップの明石健志が送って一死二塁。ここから今宮健太が適時打、中村晃が安打で続き、柳田の適時二塁打にデスパイネが2点適時打と4連打で一挙4得点。集中打で西武先発・野上亮磨をKOし、6-1とリードを広げた。

 投げては先発した東浜巨が6回を投げて2安打、1失点の好投。山川穂高に浴びた一発の1点でしのぎ、大役を全うする。

 すると打線は7回にデスパイネの3試合連発・33号ソロでダメ押し。さらにリードを広げると、7回はモイネロ、8回は岩崎翔と繋ぎ、9回は6点差ながら守護神のサファテを投入。外崎修汰に2点適時打を許して実に18試合ぶりとなる失点を喫したものの、強さを支えた盤石のリレーで試合を締めくくり、マウンド上に歓喜の輪を作った。

 ソフトバンクのリーグ制覇は2年ぶり18度目。1リーグ時代に2度の優勝があり、それを含めると優勝は20度目。また、「9月16日」の優勝は2年前に打ち立てた「9月17日」を1日更新するパ・リーグの最速記録となった。

【ソフトバンク・2010年以降の成績】
2010年 1位 76勝63敗 5分(.547) 監督:秋山幸二
2011年 1位 88勝46敗10分(.657) 監督:秋山幸二
2012年 3位 67勝65敗12分(.508) 監督:秋山幸二
2013年 4位 73勝69敗 2分(.514) 監督:秋山幸二
2014年 1位 78勝60敗 6分(.565) 監督:秋山幸二
2015年 1位 90勝49敗 4分(.647) 監督:工藤公康
2016年 2位 83勝54敗 6分(.606) 監督:工藤公康
2017年 1位 89勝41敗 0分(.685) 監督:工藤公康

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