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「最も活躍した選手」は…?大混戦のMVP争いを予想

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ソフトバンクの絶対的守護神・サファテ(C)KYODO NEWS IMAGES

その年最も活躍した選手を讃える


 9月18日、甲子園で赤ヘル軍団が歓喜の輪を作った。球団37年ぶりとなるリーグ連覇を成し遂げ、緒方孝市監督は11度も宙に舞う。16日に歓喜に沸いたパ・リーグのソフトバンクに続き、これで今季の優勝チームが出揃った。

 優勝チームが決まると話題になるのが、「MVP」のゆくえ。その年最も活躍した選手に贈られる賞であるが、今季のソフトバンクと広島はチーム全体の力が目立ったシーズンとなっており、その分飛び抜けた選手が不在。混戦の様相を呈している。まずは最近10年のMVPを振り返ってみよう。

【最近10年のリーグMVP】
<2007年>
セ:小笠原道大(巨人)
パ:ダルビッシュ有(日本ハム)

<2008年>
セ:アレックス・ラミレス(巨人)
パ:岩隈久志(楽天)※

<2009年>
セ:アレックス・ラミレス(巨人)
パ:ダルビッシュ有(日本ハム)

<2010年>
セ:和田一浩(中日)
パ:和田 毅(ソフトバンク)

<2011年>
セ:浅尾拓也(中日)
パ:内川聖一(ソフトバンク)

<2012年>
セ:阿部慎之助(巨人)
パ:吉川光夫(日本ハム)

<2013年>
セ:ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)※
パ:田中将大(楽天)

<2014年>
セ:菅野智之(巨人)
パ:金子千尋(オリックス)※

<2015年>
セ:山田哲人(ヤクルト)
パ:柳田悠岐(ソフトバンク)

<2016年>
セ:新井貴浩(広島)
パ:大谷翔平(日本ハム)


 MVPの選出方法は記者投票。全国の新聞・通信・放送各社に所属している記者で、5年以上プロ野球を担当している者が投票資格を得る。投票用紙には1位から3位まで3名の名前が記入でき、1位は5点、2位は3点、3位は1点で計算。合計点が最も高い選手にMVPの称号が与えられるのだ。

 また、優勝チームから選出されるのが定番となっているものの、優勝チームから選ばなければいけないというルールはない。ここ10年でも3名(上記※の選手)が優勝チーム以外からMVPに選出されており、投票という特性上インパクトに残る活躍を見せていればチャンスはあるということだ。


パは軸不動も…?

【編集部予想】
本命:サファテ(ソフトバンク)
対抗:デスパイネ、東浜巨(ソフトバンク)
大穴:菊池雄星(西武)

 パ・リーグの本命にはソフトバンクの絶対的守護神デニス・サファテを推す。

 ここまでプロ野球新記録となるシーズン51セーブを記録しており、9月14日の時点で早々と3年連続セーブ王のタイトルも確定。また先発陣に喝を入れたエピソードが大きく報じられるなど、マウンド以外でもチームに与える影響力の大きさというのを示した。記録・印象度ともに申し分なく、他を一歩リードしていると見た。

 対抗には投打の柱としてソフトバンクを支えたデスパイネと東浜。デスパイネは本塁打と打点、東浜は勝利数と勝率という複数タイトル獲得の可能性があり、投票で上位に食い込んでくるのは確実だろう。票の分散次第では、頭があってもおかしくはない。

 最後に大穴としてあげたのは、現在2位につける西武のエース・菊池雄星。東浜との争いにもなってくるが、ここまで最多勝と最優秀防御率、最多奪三振の3つを射程圏に捉えており、沢村賞への期待も高い。これらのタイトルを獲得し、クライマックスシリーズで大の苦手としているソフトバンクをついに倒す……なんてことになれば、そのインパクトも後押しして一発逆転の可能性も十分にある。


セは混戦模様

【編集部予想】
本命:薮田和樹(広島)
対抗:丸 佳浩(広島)
大穴:菅野智之(巨人)

 一方のセ・リーグはパ・リーグ以上の大混戦。その中で本命にあげたのは、大きな飛躍を遂げた大卒3年目右腕の薮田和樹だ。

 今季は中継ぎとしてスタートも、交流戦で先発に転向するとここまでチームトップの14勝をマーク。勝率はリーグトップの数字を誇り、勝利数でもトップの巨人・菅野に1勝差と迫っている。二冠となればMVPの可能性も色濃くなってくるが、規定投球回に達していない点なども含めて自信の◎とは言い切れないのも事実。残りは7試合しかないが、そこで最後のひと押しが欲しいところ。

 対抗には、打線の軸として安定した活躍を見せる丸を選んだ。リーグ最多の安打数に加え、打点もホセ・ロペス(DeNA)に5差の2位とこちらも複数タイトルの可能性がある。年間通しての安定感という点では丸の方に分があり、こちらも多くの票を集めそうだ。

 最後に大穴には菅野を挙げた。パの菊池と同様、最多勝と最優秀防御率の二冠に加えて沢村賞の可能性があり、投手の中では頭一つ抜けた安定感を誇る。あとはチームが球団記録更新となる13連敗を喫しながらも奇跡のCS進出、そして日本シリーズへ……ということになれば、エースに票が集まってもおかしくはない。

 あらゆるデータが数値化され、様々な指標が誕生している現代野球の中、人間の投票によって決められる「最も活躍した選手」。果たして、今年のプロ野球の“顔”に選ばれるのは誰か。


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