中日ドラゴンズ

7勝目を挙げた中日・大野に山崎武司氏“愛のムチ”「ふつうですよ」

大野雄大,
中日の大野雄大

● ヤクルト 1 - 6 中日 ○
<23回戦 神宮>

 中日の大野雄大が20日、神宮でのヤクルト戦に先発し、7回1失点の好投で今季7勝目(8敗)を挙げた。

 中日は2回に高橋の右前適時打で先制。7回に福田の16号ソロでリードを広げると8回に藤井の右前適時打、9回には遠藤が2号3ランを放った。

 投げては大野が3回まで走者を一人も許さぬパーフェクトピッチング。4回に山崎に二塁打を許すも、6回まで1安打無失点。7回に山田に24号ソロを浴びたが、7回1失点の好投で7勝目をつかんだ。

 『ニッポン放送制作のヤクルト-中日戦』で解説を務めた山崎武司氏は、大野の投球について「手ごたえのあるピッチング。ストレートも腕をしっかり振って投げられている」と称賛のコメントをした。

 しかし、「厳しい言い方しますけど、普通ですよ」ときっぱり。「(大野は)良い投手ですからこのくらいできます」と愛のムチを飛ばした。

 今季、開幕投手を務めた大野だが、シーズン序盤はなかなか勝ち星がつかめず、5月まで0勝5敗と苦しんだ。しかし、6月7日のロッテ戦で今季初勝利を挙げてからは7勝3敗と本来の調子に戻りつつある。

 「(大野は)責任感の強い男なので、悩むんですよ。それで良い方向にいかない。シーズン序盤はメンタルでやられていた」と説明。「最近は良い内容で投げられている。上がり調子。良い時期じゃないですか」と続けた。

 ここまで7勝8敗と負け越している大野だが、あと1勝で勝率は5割復帰。山崎氏は「あと数試合しかないが、なんとか勝ち越してほしい。あと全部勝たないと」とエールを贈った。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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