横浜DeNAベイスターズ

勝負強さが光るDeNAのクリーンナップ

9回、サヨナラ本塁打を放った宮崎を迎え、大喜びのDeNAナイン=横浜(C)KYODO NEWS IMAGES

「3、4、5と言うクリーンナップを考えると、他の5球団に引けをとらないですよね」。

 9月14日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-DeNA戦』で解説を務めた野村弘樹氏が、DeNAのクリーンナップをこう評価した。

【DeNA:クリーンナップの成績】
3番 筒香嘉智 129試 率.284 本24 点86
4番 ロ ペ ス 132試 率.298 本28 点95
5番 宮崎敏郎 119試 率.311 本12 点57

 野村氏が話すように成績だけをみると、リーグ屈指の“クリーンナップ”といえる。特に8月22日から行われた首位・広島戦(横浜スタジアム)では、DeNAのクリーンナップの怖さを見せつけた。

 8月22日は、3点を追う9回無死一塁から3番・筒香嘉智が看板直撃の2ランを放つと、4番・ロペスがレフトスタンドへ同点ソロ。最後は5番・宮崎敏郎がレフトスタンドへ放り込みサヨナラ勝ち。

 23日の試合でも1点を追う9回にロペスが、守護神の中崎翔太からレフトスタンドへ突き刺す同点ソロを放った。さらに24日の試合は3点を追う6回にロペスがレフトへ3試合連続本塁打となるソロを放りこむと、1点を追う8回に筒香がライト前に同点タイムリーを放った。

 勝負強さが光る3選手の今季ここまでの成績を振り返っても、筒香は春先打撃不振で苦しんだが6月30日の巨人戦から3番に座ると、3番では打率.289、14本塁打、46打点と復調。ロペスはリーグトップの95打点をマークし、自身初の打点王に期待がかかる。宮崎も8月までリーグトップの打率を記録するなど、高打率をキープ。

 現在3位のDeNA。2年連続クライマックスシリーズ進出を勝ち取るためにも、筒香、ロペス、宮崎の3人には、1本でも多く勝利に結びつく一打を放って欲しいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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