6連覇を目指した前回大会は3位に…
10月2日から台湾で開催される「第28回BFAアジア選手権」を前に、同大会に出場する侍ジャパン社会人代表の石井章夫監督と、主将の佐藤旭(東芝)、田中俊太(日立製作所)、田嶋大樹(JR東日本)が記者会見に臨み大会に向けた意気込みなどを語った。
今大会からチームを率いる石井監督は「来年のアジア競技大会に向けたチーム作りでもありますが、まずはこのアジア選手権でNo.1をとるという意気込みで臨みたい」と語り、3位に終わった前回大会の雪辱を誓った。
また、今大会のメンバー選考に関しては「投打のバランスを意識して選考した」と語り、「投手を中心とした隙のない野球」を掲げる。最大で1週間に6試合を行い、台湾や韓国といった優勝候補との連戦も予想されるため、リリーフ陣に関しては「スクランブル体制になる。先発の軸は決めておいてあとは全員投入するくらいのつもり」との考えを示した。
ドラフト注目株も
今回のチームでキャプテンを務める佐藤は「日の丸を背負って戦うというのは国を代表して戦うことだと思っている。その責任と自覚は選手個々が持たなければいけない」と述べ、キャプテンとして「試合に臨むうえでのモチベーションや気持ちの部分でチームを引っ張っていければ」と意気込んだ。
一方、前回大会の経験者で、今年のドラフト上位候補としても注目を集める田嶋は「前回大会はベテランの方が多く、精神面でだいぶ助けられた。2年前はマウンドでおどおどしていたが、2年たって堂々と投げられるようになった。マウンドでは堂々と自分のピッチングを見せたい」と話し、自身の注目ポイントには「右打者のインコースを突くクロスファイヤー」を挙げた。
さらに、広島に所属する田中広輔の弟で、今回の打線の中軸としても期待される田中は「多くの企業チームの選手がいるなかで招集してもらったことを誇りに、レベルの高いプレーを見せたい」と話し、「守備からリズムを作って攻撃につなげていくプレー」でチームに貢献したいと決意を語った。
日本は「香港、パキスタン、中国」と同組
侍ジャパンの社会人代表チームは今後、国内での練習試合などを経て台湾へ。10月2日の開幕戦では香港と対戦し、同3日にパキスタン、4日には中国と戦う。その後、グループの上位(グループA・Bの1位と2位)と下位(グループA・Bの3位と4位)に分かれてスーパーラウンドを実施。さらに上位グループの3位と4位で3位決定戦を、1位と2位で決勝戦を行う。
【予選ラウンド】※日本時間
10月2日(月):vs.香 港(13:00)
10月3日(火):vs.パキスタン(13:00)
10月4日(水):vs.中 国(13:00)
【準決勝】
10月6日(金):対戦カード未定
10月7日(土):対戦カード未定
【決勝・3位決定戦】
10月8日(日):3位決定戦(13:00)
10月8日(日):決勝戦(19:00)