ヤクルト
広島に敗れ、球団ワーストタイのシーズン94敗目を喫したヤクルト・真中監督(左端)ら=マツダ

○ 広島 3 - 1 ヤクルト ●
<25回戦 マツダスタジアム>

 広島が本拠地最終戦に勝利。対するヤクルトは今季4度目の7連敗となり、1950年の国鉄時代に記録した球団ワーストのシーズン94敗目に達した。

 ヤクルト先発の原樹理は、3回までパーフェクト。しかし4回、一死二塁と初めて得点圏に走者を背負うと、3番丸に先制点となる左前適時打を許した。続く5回は二死三塁のピンチで9番大瀬良を遊ゴロに打ち取ったが、この打球を遊撃・西浦がファンブル。これが適時失策となり、2点目を失った。

 6回は連打で一死一、二塁とされると、5番バティスタに中前適時打を浴び3失点目。原は4回以降に失点を重ね、6回3失点(自責2)で11敗目(3勝)を喫した。

 打線は序盤から塁上を賑わすも、好機であと一本が出ずゼロ行進。7回に1番坂口の4号ソロで1点を返したが、8回以降は広島救援陣に再び封じられた。

 ヤクルトは今季の通算成績が44勝94敗2分けとなり、借金はついに「50」。リーグ記録のシーズン99敗(1955年大洋ホエールズ/現DeNA)の可能性はすでに消滅しているが、残り3試合で、球団の不名誉記録更新を阻止できるか注目だ。

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