6番で存在感
阪神の鳥谷敬が、6番という打順で存在感を見せている。
『6番・三塁』で出場した28日のDeNA戦では、3回の第2打席にセンター前に運ぶと、5回の第3打席はライト前ヒット、6回の第4打席はレフト前ヒットと広角に打ちわけ、今季6度目の猛打賞を達成した。
昨季は打撃不振に苦しんだ鳥谷だったが、6番に座ることが増えた今季はここまで138試合に出場して、打率.298、4本塁打、41打点を残すなど復調。
28日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター』で解説を務める大矢明彦氏は「この打順だと良い球から積極的に打ちにいくことができますよね。それがいい方向に向かっている」と復調の要因について説明した。
課題だった6番を固定
また、チームにとっても鳥谷を6番に固定できたことは大きい。昨季リーグワースト5位の506得点だった阪神打線の中において、6番打者は18人の選手が務めるなど、苦労した打順のひとつだった。
鳥谷が復調したことで、今季は6番に置くことができた。チームの得点数も昨季を上回る569得点を挙げるなど、クリーンナップの後を打つ鳥谷を含めた下位打線が機能するようになったことで得点力がアップした印象だ。
【2016年・6番打者のスタメン出場数】
鳥谷 敬 31試合
ゴメス 23試合
高山 俊 15試合
中谷将大 15試合
原口文仁 9試合
北條史也 7試合
西岡 剛 7試合
板山祐太郎 6試合
ヘイグ 5試合
陽川尚将 5試合
江越大賀 4試合
伊藤隼太 4試合
横田慎太郎 3試合
狩野恵輔 3試合
新井良太 2試合
今成亮太 2試合
柴田講平 1試合
俊 介 1試合
【2017年・6番打者のスタメン出場数】
鳥谷 敬 112試合
北條史也 5試合
大山悠輔 5試合
高山 俊 5試合
キャンベル 5試合
原口文仁 2試合
上本博紀 1試合
伊藤隼太 1試合
陽川尚将 1試合
中谷将大 1試合
(ニッポン放送ショウアップナイター)