2008年に西武を日本一に導く活躍を見せた片岡(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 日本一・世界一に貢献したスピードスター

 巨人の片岡治大が1日に記者会見を開き、今季限りで現役を引退することを発表した。

 宇都宮学園高(現文星芸大附)から社会人・東京ガスを経て、2004年のドラフト3位で西武に入団。ルーキーイヤーから81試合の出場を果たすと、2年目には118試合の出場で打率.292をマーク。3年目に38盗塁で盗塁王に輝くと、そこから4年連続で盗塁王を獲得するなど球界屈指のスピードスターとして活躍した。

 2008年には、日本シリーズ第7戦で見せたギャンブルスタートの同点生還がチームを日本一に導いた“神走塁”として話題に。2009年には日本代表の一員としてWBCの連覇にも貢献。人々の記憶に残る活躍を見せた一方で、2011年以降は故障との戦いの日々が増え始める。

 3年続けて100試合未満の出場が続いた中、2013年オフにFA権を行使して巨人へと移籍。新天地では1年目に自身4年ぶりの100試合超えとなる126試合に出場を果たし、2015年も113試合に出場するも打率は.242と低迷。昨季はルイス・クルーズの加入に加えて自身の故障もあり、一軍出場が激減。今季はここまで一軍出場がなく、34歳の若さでユニフォームを脱ぐ決断を下した。

◆ 優勝メンバーは今…

 片岡といえば、なんと言っても西武時代の活躍。なかでもチームを日本一に導いた2008年の姿が記憶に焼き付いている。

 渡辺久信監督が就任一年目のチームを率い、76勝64敗4分の成績で4年ぶりのリーグ制覇。クライマックスシリーズ、日本シリーズも勝ち抜いて4年ぶりに日本一の栄冠を掴んだ。

 21度目のリーグ優勝と13度目の日本一に輝いたあの年から早9年…。チームはあれから1度も優勝に手が届いていない。それどころか、その間に4度もBクラスに沈むなど、苦しい戦いを強いられた。

 原因はひと言では語れないが、大きかったのが相次いだ“主力の流出”であろう。上述の通り片岡もFAでチームを離れていったが、ほかにも日本一に貢献した多くの選手がチームを去っていった。

【2008年・主力メンバーとその後】
▼ 投手
岸 孝之  26試 12勝4敗 防3.42 ⇒ 17年に楽天へ移籍
石井一久  25試 11勝10敗 防4.32 ⇒ 13年に現役引退
帆足和幸  27試 11勝6敗 防2.63 ⇒ 12年にソフトバンクへ移籍
涌井秀章  25試 10勝11敗 防3.90 ⇒ 14年にロッテへ移籍
西口文也  22試 8勝6敗 防5.03 ⇒ 15年に現役引退
星野智樹  63試 4勝1敗 防2.38 ⇒ 12年に戦力外、その後楽天へ
大沼幸二  52試 2勝4敗1セーブ 防3.69 ⇒ 11年にトレード移籍
小野寺力  50試 5勝5敗1セーブ 防3.56 ⇒ 11年にトレード移籍
グラマン  55試 3勝3敗31セーブ 防1.42 ⇒ 11年に退団

▼ 野手
(捕)細川 亨  率.238 本16 点58 ⇒ 11年にソフトバンクへ移籍
(一)ブラゼル  率.234 本27 点87 ⇒ 12年に退団、ロッテへ
(二)片岡易之  率.287 本4 点46 ⇒ 14年に巨人へ移籍
(三)中村剛也  率.244 本46 点101
(遊)中島裕之  率.331 本21 点81 ⇒ 13年にメジャー挑戦、その後オリックスへ
(外)栗山 巧  率.317 本11 点72
(外)ボカチカ  率.251 本20 点47 ⇒ 09年に退団
(外)G.G.佐藤  率.302 本21 点62 ⇒ 11年に戦力外、その後ロッテへ
(指)石井義人  率.278 本4 点29 ⇒ 11年に戦力外、その後巨人へ
※登録名はすべて当時のもの

 移籍はもちろん、引退や戦力外もあって、上記で残っているのは中村と栗山の2人だけ。それ以外でも、この時を知っているのは藤原亮平、木村文紀、武隈祥太、炭谷銀仁朗、上本達之、中田祥多、大崎雄太朗、斉藤彰吾と数える程度となっている。

 今季は辻発彦新監督の下、4年ぶりとなるクライマックスシリーズ進出が決定済み。苦しんだ時期を経て、新たな黄金時代の幕開けへ…。優勝には手が届かなかったものの、9年ぶりの日本一を目指してポストシーズンの戦いに挑む。

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ベースボールキング編集部

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