◆ 熾烈な2位争い
CSファーストステージの本拠地開催を争う2位・西武と3位・楽天の直接対決が、西武の本拠地メットライフドームで行われる。
両チームのゲーム差は「3」となっているが、西武の残り試合数「3」に対して、楽天は「8」という状況。お互いに“自力2位”の可能性を残すなかで迎えた最後の直接対決2連戦に注目が集まる。
◆ 2位確定の条件は…!?
2位の西武はこの連戦を『2勝』or『1勝1分け』で終えると、2位の座が確定。仮に『1勝1敗』で連戦を終えても、5日の最終戦(日本ハム戦)に勝利すれば2位が確定する。要するに、今回の楽天2連戦に連敗しない限りは、自力で2位になる可能性は消滅しない。
一方の楽天は、この連戦を2勝0敗で終えてもゲーム差「1」で3位のままだが、さらに残り6試合を『6勝0敗』か『5勝1敗』で終えれば、西武の結果に関係なく自力で2位を確保できる。
また、仮に西武が5日の最終戦(vs.日本ハム)でも敗戦を喫することになれば、残り6戦を『4勝2敗』でもOKとなる。いずれにしても、楽天にとってはこの連戦を連勝で終える必要がある。
【西武と楽天の勝率ライン】
▼ 西武(残り3試合)
81勝:3勝0敗/勝率.579
80勝:2勝1敗/勝率.571
79勝:1勝2敗/勝率.564
78勝:0勝3敗/勝率.557
▼ 楽天(残り8試合)
81勝:8勝0敗/勝率.574
80勝:7勝1敗/勝率.567
79勝:6勝2敗/勝率.560
78勝:5勝3敗/勝率.553
◆ 対照的な成績
直接対決1stラウンドの先発は、西武が十亀剣で、楽天が則本昂大。十亀は今季8勝のうち3勝を楽天戦で記録している。対楽天戦の防御率は1.46で、メットライフで楽天と対戦した前回の登板では7回無失点と好投している。
対する則本は、今季の西武戦における防御率が「7.11」。メットライフでの前回登板は、山川に2本の本塁打を浴びるなど、6回6失点で敗戦投手になっている。すでにCSファーストステージで両者が対戦することは決まっているだけに、良いイメージを残しておきたいところ。
▼ 十亀剣・今季成績
今季:19試合(110.2回) 8勝6敗 防御率3.42
楽天: 4試合( 24.2回) 3勝0敗 防御率1.46
▼ 則本昂大・今期成績
今季:23試合(173.2回) 13勝7敗 防御率2.69
西武: 3試合( 19.0回) 0勝2敗 防御率7.11
西武は楽天相手に引き分けを挟んで10連勝中と、後半戦に入ってから負けがない。その流れのままに勝ち星を重ね、2位の座を手繰り寄せることができるか。一方の楽天としては、エースで連戦の頭をとり、残り試合での逆転2位に望みをつなぐことができるのか、目が離せない。
【2日の試合予定】
西武(十亀剣)- 楽天(則本昂大)
<メットライフドーム 18時00分>
・最近5試合の成績
西(2位):○○●●○
楽(3位):○●○●●