2015年はリリーフ左腕としてフル回転
阪神は2日、高宮和也と来季の選手契約を結ばない旨を発表した。
【戦力外通告】
高宮は社会人ホンダ鈴鹿から2005年大学・社会人ドラフトの希望枠で横浜(現DeNA)に入団。即戦力左腕として大きな期待を受けるも、在籍5年でわずか3勝に留まり、2010年のオフに寺原隼人とともに山本省吾・喜田剛と交換トレードでオリックスへと移籍した。
オリックスでも2年間で21試合の登板に終わり、勝ち星なし。そんな中迎えた2013年、FA移籍した平野恵一の人的補償として阪神への移籍が決定。移籍1年目こそ一軍登板は1試合のみだったが、2014年の終盤戦は貴重な左の中継ぎとして一軍に定着。自身6年ぶりの一軍勝利を掴むと、翌2015年には自己最多となる52試合に登板。欠かせないリリーフ左腕として信頼を築いた。
ところが、昨季は疲労がたたったか16試合の登板で防御率6.39と大誤算。ファームでも苦戦を強いられ、思うような結果が残せず。今季はここまで一軍登板がなく、ファームでは40試合に登板も0勝3敗、防御率5.19という成績だった。