【ア・リーグ地区シリーズ第1戦】
○ アストロズ　8 － 2　レッドソックス ●
＜現地時間10月5日　ミニッツメイド・パーク＞

　メジャーリーグはポストシーズンの戦いがスタート。一発勝負のワイルドカードゲームが終わり、現地時間5日（日本時間6日）からリーグ優勝決定戦進出をかけた地区シリーズの戦いが開幕した。

　ヒューストンで行われた西地区王者・アストロズと東地区王者・レッドソックスの一戦は、ホームのアストロズが快勝。“小さな巨人”ことホセ・アルテューベが1試合3本塁打の大暴れでチームを勝利に導いた。

　公称167.64センチという小柄な体ながら、イチロー以来となる4年連続200安打を記録。今季は打率.346で2年連続3度目の首位打者に輝くなど、チーム打率メジャートップの打線を牽引するアルテューベ。まずは初回、前の打者が本塁打を放って先制した直後の第1打席で、2ストライクと追い込まれながらも3球目を左中間スタンドに叩き込む一発を放ち、幸先の良いポストシーズンのスタートを切る。

　3回裏、一死一塁で回った第2打席は内野ゴロで併殺に倒れるも、5回二死の第3打席では今度はレフトに一発。そして極めつけは7回、先頭で打席に入った第4打席でまたもレフトスタンドの上段まで叩き込み、この日3本目の本塁打。ポストシーズンでの1試合3本塁打は、史上9人目の快挙だという。

　投げてはジャスティン・バーランダーが6回2失点と役割を果たし、その後は4投手によるリレーで逃げ切り。アストロズが8－2で白星発進を決めた。