ニュース 2017.10.07. 16:44

広島が初制覇!高卒新人高橋昂&坂倉バッテリーが大活躍…ファーム日本選手権

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広島の坂倉将吾
● 巨人 2 - 5 広島 ○
<ファーム日本選手権・サンマリン宮崎>

 2017年のファーム日本一を決めるファーム日本選手権が7日、宮崎県のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で行われ、ウエスタン・リーグ優勝の広島が、5-2で逆転勝利し、初のファーム日本一の栄冠を手にした。

 巨人の先発は昨季のファーム日本選手権でも先発を務めた今村信貴。広島はドラフト2位ルーキーの高橋昂也がマウンドに上がった。

 試合序盤は、投手戦の展開に。両先発投手とも好投を続け、3回まで両軍とも無安打だった。

 均衡が破れたのは4回裏。3回までルーキー高橋昂に三者凡退に抑えられていた巨人だが、一死からドラフト1位ルーキーの吉川尚輝が四球で出塁すると、続く山本泰寛が左中間を破る適時二塁打を放ち、先制に成功した。

 6回には、昨季のファーム日本選手権でMVPに輝いた岡本和真が、二死走者なしから左中間へソロ本塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。

 しかし7回、先発・今村に2安打に抑えられていた広島だが、2番手・高木勇人に代わると打線が爆発。先頭の堂林翔太が左前安打、メヒアの四球で無死一、二塁とすると、小窪哲也が左前適時打を放ち1点を返す。続く美間優槻のボテボテの当たりが投安打となり、三走・メヒアが生還。試合を振り出しに戻した。その後、下水流昂の三ゴロで一死となったところで、高木勇が降板。3番手・森福允彦がマウンドに上がった。

 しかし、なおも一死一、二塁と好機は続く。そこで打席に立ったドラフト4位ルーキーの坂倉将吾が森福の初球をフルスイングすると右翼スタンドへの3ランとなった。この回、一挙5点を奪った広島が、勝ち越しに成功した。

 投げては高橋昂が3回までパーフェクトピッチング。4回に先制を許し、6回にも追加点を奪われ、2点ビハインドの状況となる。しかし、7回に味方打線が逆転に成功。粘りの投球を見せた高橋昂は6回3安打2失点と勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 7回以降は無失点リレーでリードを守り抜き、5-2で勝利。初のファーム日本一に輝いた。

 一方の巨人は、先発・今村が6回2安打無失点と好投したが、7回に登板した2番手・高木勇、3番手・森福が誤算。広島打線につかまり、逆転を許して連覇を逃した。

 また、巨人は8回に今季限りで現役を引退する松本哲也が登場。一死走者なしで代打として打席に立ったが、三ゴロに終わった。


 なお、最優秀選手は坂倉将吾、優秀選手には高橋昂也と今村信貴が選ばれた。


【表彰】

最優秀選手

 坂倉将吾(広島)

優秀選手

 高橋昂也(広島)
 今村信貴(巨人)
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