ロッテ・田中英が戦力外
10月1日から始まった戦力外通告。今季は7日時点で、世代別では92年世代が最も多い9人が戦力外通告を受けている。
昨季まで2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)、DeNAの守護神・山崎康晃(DeNA)、勝率第1位が確実視される千賀滉大(ソフトバンク)、2年連続胴上げ投手となった中崎翔太(広島)などが92年世代の選手だ。
プロの世界で活躍する選手がいる一方で、戦力外通告を受けた選手もいる。京都大から初めてプロ入りするも、今年ロッテを戦力外となった田中英祐がその一人だ。田中は14年ドラフト2位で入団すると、1年目は開幕二軍スタートも二軍で初登板から2戦2勝するなどアピール。
4月29日にプロ初昇格すると、同日の西武戦で一軍デビューを果たした。しかし、3回5失点で敗戦投手となると、5月1日の日本ハム戦で3回を投げて4失点。翌日に一軍登録を抹消された。結局、田中はその後、一軍のマウンドにあがることなく3年目の今季、戦力外通告を受けた。
DeNA・柿田は一軍登板なし
2013年ドラフト1位でDeNAに入団した柿田裕太も戦力外となった。
柿田は1年目のキャンプ中に故障し、出足で躓くと、一軍での登板がなく1年目を終える。2年目はイースタンで18試合に登板し、5勝3敗1セーブ、防御率3.88の成績を残すも、一軍登板なし。
その後も一軍登板は一度もなく、プロ4年目の今季は二軍でも防御率14.54と精彩を欠き、10月5日にDeNAから戦力外通告を受けた。
その他、榎本葵(ヤクルト)、寺嶋寛大(ロッテ)、原泉(ヤクルト)などが戦力外となっている。
戦力外となった92年世代
田中英祐
生年月日:92年4月2日生
ドラフト:14年ドラフト2位
通算成績:2試 0勝1敗 防13.50
中島彰吾
生年月日:92年6月15日生
ドラフト:14年育成ドラフト1位
通算成績:5試 0勝0敗 防10.57
榎本葵
生年月日:92年7月24日生
ドラフト:10年ドラフト4位
通算成績:77試 本0 点2 率.118
原泉
生年月日:92年7月26日生
ドラフト:14年ドラフト7位
通算成績:一軍出場なし
柿田裕太
生年月日:92年8月27日生
ドラフト:13年ドラフト1位
通算成績:一軍出場なし
寺嶋寛大
生年月日:92年10月12日生
ドラフト:14年ドラフト4位
通算成績:一軍出場なし
星野大地
生年月日:93年3月13日生
ドラフト:10年ドラフト4位
通算成績:11試 0勝1敗 防4.73
赤松幸輔 ※育成
生年月日:92年6月5日生
ドラフト:15年育成ドラフト2位
通算成績:一軍出場なし
坂田将人 ※育成
生年月日:93年3月12日生
ドラフト:10年ドラフト5位
通算成績:一軍登板なし
※戦力外の選手は10月7日終了時点