○ 楽天 2 - 0 ソフトバンク ●
<25回戦 Koboパーク宮城>
楽天先発の則本が、6回5安打無失点の快投で15勝目(7敗)。8奪三振で今季の三振数を222に伸ばし、野茂英雄(近鉄)以来、24年ぶり史上4人目となる4年連続奪三振王のタイトルを確実にした。
則本は初回から2三振を奪うなどエンジン全開。2回にも5番松田を直球で空振り三振、続く上林もブレーキの効いたカーブで空振り三振に仕留め、すでに全日程を終了し、試合前までリーグトップだった西武・菊池の217奪三振を上回り、シーズン218個目となる三振をマークした。
単独トップに立った4回以降も、ハイペースで三振を奪取。今季最終登板で8三振の上乗せに成功し、16年のシーズン自己記録(216三振)を更新する222奪三振とした。7回以降は宋家豪、ハーマン、福山が完封リレー。則本のシーズン15勝は、1年目と並ぶ自己タイ記録となった。
打線は5回、二死から1番岡島が中前打で出塁すると、2番藤田が右翼席へ3号2ランを運び、これが決勝点。ソフトバンクとの今季最終戦を白星で飾り、優勝は逃したが王者相手に12勝13敗と善戦した。
ソフトバンクは今季最終戦を落としたが、高卒2年目の茶谷が初打席初安打をマークするなど、投打ともに期待の若手が貴重な経験を積んだ。