【ア・リーグ地区シリーズ第3戦】
○ レッドソックス 10 － 3 アストロズ ●
＜現地時間10月8日　フェンウェイ・パーク＞

　ア・リーグの地区シリーズ第3戦が8日（日本時間9日）に行われ、打線爆発のレッドソックスがアストロズを下し、対戦成績を1勝2敗とした。

　敵地で2連敗を喫し、負けられない状況で本拠地に戻って来たレッドソックス。しかし、この試合も先発・フィスターが初回に3点を失い、不穏な立ち上がりとなった。

　2回も二死二、三塁のピンチで2番手・ケリーが本塁打性の大飛球を浴びたが、これを右翼・ベッツがフェンス際で好捕。このプレーで場内の雰囲気が一変すると、レッドソックスはその裏、8番レオンの左前適時打で反撃の狼煙を上げた。

　2点を追う3回は、二死から5番モアランドが得点圏へ進むと、6番ラミレスが左翼越えの適時二塁打を放ち2点目。さらに、続くデバースが右中間席へ飛び込む2ランを放ち、一気に4－3と逆転した。

　レッドソックスは勝ち越した4回表から、第2戦でもリリーフ登板したプライスを投入。ポストシーズンを知り尽くす左腕が4イニングを4安打無失点に抑えると、打線が7回に一挙6点を奪い試合を決めた。

　アストロズは初回、4番コレアの2ランなどで3点を先制するも、投手陣が次々と打ち込まれ逆転負け。打線も2回以降は無得点に封じられ、3連勝での優勝決定シリーズ進出とはならなかった。