◆ 大一番で好投も…
ドジャースのダルビッシュ有は現地時間9日(日本時間10日)、敵地で行われているナ・リーグ地区シリーズ第3戦に先発登板。5回0/3を2安打、7奪三振で1失点に抑える好投を見せた。
1点の援護を受けて登板したダルビッシュは、いきなり先頭から3球三振を奪う好スタート。2回も2つの三振を奪い、4回は相手の中軸から3連続三振を奪うなど、4回まで1安打、6奪三振の完ぺきな投球を披露する。
味方が1点を加えた直後、5回裏に二死からデスカルソに一発を浴びたものの、6回表にポストシーズン好調のバーンズがレフトに弾丸ライナーで叩き込むソロを放ち追加点。再びリードが2点に拡がった。
ところがその裏、先頭のウォーカーに対して投じた6球目が打者の手元へ。リプレイ検証の結果、グリップエンドに当たっていたことが判明してファウルとなったが、今度は8球目にヘルメットのつば付近に当ててしまう死球。危険球退場とはならなかったが、ベンチはここで交代を決断。敵地の大ブーイングの中でマウンドを降りた。
それでも、2番手で登板した左腕のシングラーニがペラルタを併殺に打ち取ると、3番手・モローがマルテを内野ゴロに斬り、異様な雰囲気の6回は無失点で切り抜けている。
ダルビッシュは5回0/3を74球、2安打、1死球、7奪三振で1失点の好投。このままリードを守り抜けば、ドジャースのリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。