ニュース 2017.10.11. 10:00

12球団の開幕投手 今季の成績はどうだった?

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西武・菊池雄星(C)KYODO NEWS IMAGES

菊池とマイコラスがタイトル獲得


 各球団1人しか投げる事ができない開幕投手。

 今季開幕投手を務めた12人の中で、菊池雄星が最優秀防御率(1.97)、最多勝(16勝)、マイコラスが最多奪三振(187)でタイトルを獲得した。

 その中でも、投手二冠に輝いた菊池は、大きく成長を遂げた1年となった。8月3日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-巨人戦』で解説を務めた山本昌氏は「ひとつ抜けましたね。正直に言わせてもらうと、今までの菊池雄星投手ではなくて、もう1つ上のステージ。菅野投手クラスの投手に近づいたと思います」と日本を代表する投手の一人に成長したと評価。

 今季は、26試合に先発して23試合でQS(6回3自責点以内)をクリアするなど、1年通して安定した投球を披露した。特に9月は3試合に登板して、23イニングを投げて自責点0。防御率0.00と抜群の安定感を誇った。

 また、昨季は故障によりわずか4勝に終わったマイコラスは、14勝8敗、防御率2.25の成績。187奪三振はリーグトップの数字で、最多奪三振のタイトルを獲得した。今年のマイコラスが好調だった要因について7月25日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山崎武司氏は「コントロールが基本的に良くなりましたよね。マイコラスがいけないときは、イライラしてポンポン投げてしまう。冷静に投げればしっかりゲームを作れるピッチャーじゃないかなと思います」と話した。

 その一方で、苦しんだ投手もいる。ヤクルトの石川雅規がそのひとり。石川はオープン戦で14イニングを投げて無失点に抑え、自身8度目の開幕投手の座を掴んだ。開幕戦となったDeNA戦で、6回2失点に抑え勝利投手となったが、5月24日の広島戦から自身11連敗でシーズンを終えた。

2017年開幕投手の今季成績


【ソフトバンク】
和田毅
8試 4勝0敗 防2.49

【西武】
菊池雄星
26試 16勝6敗 防1.97

【楽天】
美馬学
26試 11勝8敗 防3.26

【オリックス】
金子千尋
27試 12勝8敗 防3.47

【日本ハム】
有原航平
25試 10勝13敗 防4.74

【ロッテ】
涌井秀章
25試 5勝11敗 防3.99

【広島】
ジョンソン
13試 6勝3敗 防4.01

【阪神】
メッセンジャー
22試 11勝5敗 防2.39

【DeNA】
石田健大
18試 6勝6敗 防3.40

【巨人】
マイコラス
27試 14勝8敗 防2.25

【中日】
大野雄大
24試 7勝8敗 防4.02

【ヤクルト】
石川雅規
23試 4勝14敗 防5.11

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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