セ・パ両リーグは17日、9・10月度の月間MVPを発表。パ・リーグ投手部門で菊池雄星、打者部門で山川穂高と西武勢が独占した。山川は8月に続き、2カ月連続2度目の受賞。菊池は初受賞となった。
8年目にして初の受賞となった菊池。「シーズン終盤の大事な時期に、数字を残せたことは意味のある事だと思います」と喜んだ。
昨オフ、岸孝之が楽天にFA移籍。レオの新エースとして期待された今季は「一年間ローテーションを守る」ことだけを目標に置いてやってきた。結果、今季は一度も離脱することなく、26試合に登板、16勝6敗、防御率1.97という好成績をマーク。最優秀防御率と最多勝利ダブルで自身初のタイトルも獲得した。
8月には二段モーションによる不正投球を宣告されるなど、投球フォームの修正を強いられた。しかし「あのフォームだから抑えられているんだろうといわれるのは嫌だった」と奮起。「どんなフォームであれ、結果が出せる」ということを月間MVP、さらにはタイトル獲得と、レオのエースは数字で証明してみせた。
一番印象に残っている試合はかつての西武のエース・岸と投げ合った9月14日の楽天戦。「あの試合は純粋に楽しめた。『先に降りたくない』、我慢比べという展開の中で、粘り強く投げられた。格別にうれしいものがありました」と振り返った。
8月に続き、2カ月連続の月間MVP受賞となった山川。西武の野手では初めての2カ月連続受賞に「びっくり」と驚くも、「うれしいです」と笑顔を見せた。
9・10月度は主に4番としてチームの全25試合に先発出場。本塁打(10)、得点(19)、塁打(68)、長打率(.739)でリーグトップの成績を残した。
好調を維持できた要因を山川は「1試合1試合、1球1球をどれだけ大切にしなくちゃいけないということを、(8月の)MVPを取ってからも毎日考えて、毎試合、毎打席臨むことができた」と分析する。
“獅子の4番”に「意識もした。プレッシャーもかなり感じた」と話す。それでも「一軍に上がってはじめのころは代打での出場だった。その時に『きょう打たないとあしたはない』というプレッシャーのかけ方をしてきた。4番に座っても『きょうも絶対打つ、絶対結果を出しにいく』という気持ちをしっかり持ってやってきた。4番の重圧がある中で、(MVP)をとれたことは、すごく自信になります」と充実感を漂わせた。
しかし、これで満足してはいない。球界屈指の強打者が揃う西武打線。「いつもメヒア、中村さんがいる。浅村さん、秋山さん、森もいる。かなり打つ人がいるので、危機感しか感じていない」と話す。さらに続ける。「最初のころに比べれば余裕も少し出てきましたけど、まだまだ」と山川。「この成績を何年も続けて、ずっと4番をはって初めて真のライオンズの4番と思ってもらえる。中村さんにはまだまだ及ばない」。
正真正銘の“獅子の4番”へ、背番号「33」はさらなる高みを目指す。
8年目にして初の受賞となった菊池。「シーズン終盤の大事な時期に、数字を残せたことは意味のある事だと思います」と喜んだ。
昨オフ、岸孝之が楽天にFA移籍。レオの新エースとして期待された今季は「一年間ローテーションを守る」ことだけを目標に置いてやってきた。結果、今季は一度も離脱することなく、26試合に登板、16勝6敗、防御率1.97という好成績をマーク。最優秀防御率と最多勝利ダブルで自身初のタイトルも獲得した。
8月には二段モーションによる不正投球を宣告されるなど、投球フォームの修正を強いられた。しかし「あのフォームだから抑えられているんだろうといわれるのは嫌だった」と奮起。「どんなフォームであれ、結果が出せる」ということを月間MVP、さらにはタイトル獲得と、レオのエースは数字で証明してみせた。
一番印象に残っている試合はかつての西武のエース・岸と投げ合った9月14日の楽天戦。「あの試合は純粋に楽しめた。『先に降りたくない』、我慢比べという展開の中で、粘り強く投げられた。格別にうれしいものがありました」と振り返った。
2カ月連続受賞の山川「危機感しか感じていない。まだまだ」
8月に続き、2カ月連続の月間MVP受賞となった山川。西武の野手では初めての2カ月連続受賞に「びっくり」と驚くも、「うれしいです」と笑顔を見せた。
9・10月度は主に4番としてチームの全25試合に先発出場。本塁打(10)、得点(19)、塁打(68)、長打率(.739)でリーグトップの成績を残した。
好調を維持できた要因を山川は「1試合1試合、1球1球をどれだけ大切にしなくちゃいけないということを、(8月の)MVPを取ってからも毎日考えて、毎試合、毎打席臨むことができた」と分析する。
“獅子の4番”に「意識もした。プレッシャーもかなり感じた」と話す。それでも「一軍に上がってはじめのころは代打での出場だった。その時に『きょう打たないとあしたはない』というプレッシャーのかけ方をしてきた。4番に座っても『きょうも絶対打つ、絶対結果を出しにいく』という気持ちをしっかり持ってやってきた。4番の重圧がある中で、(MVP)をとれたことは、すごく自信になります」と充実感を漂わせた。
しかし、これで満足してはいない。球界屈指の強打者が揃う西武打線。「いつもメヒア、中村さんがいる。浅村さん、秋山さん、森もいる。かなり打つ人がいるので、危機感しか感じていない」と話す。さらに続ける。「最初のころに比べれば余裕も少し出てきましたけど、まだまだ」と山川。「この成績を何年も続けて、ずっと4番をはって初めて真のライオンズの4番と思ってもらえる。中村さんにはまだまだ及ばない」。
正真正銘の“獅子の4番”へ、背番号「33」はさらなる高みを目指す。