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クライマックスシリーズで躍動するルーキー

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CS第2戦、大山が左中間に本塁打を放つ。投手今永、捕手戸柱=甲子園

新人の出来が勝敗を左右したパ・リーグ


 セ・パ両リーグともにクライマックスシリーズは第3戦までもつれ込んだ。まさに総力戦といった様相を見せ、各チームともシーズン中とは違う戦い方を見せてくれている。そのなかで気になるのが新人選手の働きだ。

 パ・リーグの両チームはまさしく新人たちの働きが勝敗を左右した。2位の西武は2番・遊撃手として出場を果たした源田壮亮が3試合で打率.091と大ブレーキ。7試合連続安打でシーズンを終えたが、クライマックスシリーズまで勢いを持続させることはできなかった。

 一方で3位ながら下克上によって勝ち上がった楽天は新人の高梨雄平が躍動した。3連投をこなし無安打無失点投球。第3戦では1点リードで迎えた2死三塁の場面で登板すると、秋山翔吾を空振り三振に仕留めピンチを断ち切っている。シーズン中では一度しか経験のない3日連続登板もこなし、まさに火消し役の働きを見せ勝利に大きく貢献した。

 また、楽天はソフトバンクと対戦するファイナルステージでは、ドラフト1位ルーキーの藤平尚真が登板することも予想される。楽天は藤平、高梨といった新人たちがソフトバンクを倒す切り札となるかもしれない。

 過去、クライマックスシリーズにおいて高卒新人投手は2012年武田翔太(ソフトバンク)、2013年の藤浪晋太郎(阪神)とふたりが登板しているものの勝利投手にはなっていない。史上初となる高卒ルーキーの白星にも期待がかかる。


敗退するも大山が孤軍奮闘


 セ・リーグでは細川成也(DeNA)がセ・リーグ高卒新人野手としては、2011年の山田哲人以来6年ぶりとなる出場を果たした。シーズン最終盤に一軍昇格を果たした細川はデビュー戦で初打席初本塁打をマーク。続く試合でも2試合連続となる本塁打を放った。シーズン終了後に行われた社会人との練習試合でもアピールを重ね、代打の切り札としてクライマックスシリーズのメンバー入りを果たしている。

 迎えた第1戦では0-2と2点ビハインドの8回表に代打で登場し、四球を選び出塁。また、同じく代打で出場した第2戦では空振りの三振と、山田のように安打を放つことできていないが、貴重な経験を積んでいることは間違いないだろう。

 一方の阪神はドラフト1位の大山悠輔が全試合5番・一塁でスタメン出場。第2戦では5打数4安打、1本塁打、3打点の活躍を見せ、ポストシーズンにおける新人の1試合最多安打記録を更新した。3試合通算で打率.538(13打数7安打)、1本塁打、4打点と糸井嘉男、福留孝介といったベテランが軒並み不振に陥るなかでひとり気を吐いた。ドラフト1位ルーキーの意地を見せた格好だ。

 新人たちにとって負けられない大舞台を経験することは、将来へ向けた大きな財産となるはず。CSで抜擢された2011年の山田も、翌2012年に一軍デビューを果たし、すさまじい成長曲線を描きトップレベルの選手となった。今年の新人たちもポストシーズンで経験を積み来シーズン以降の飛躍につなげてほしい。

※数字は10月17日終了時点
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