テイラーは遊撃手としても活躍
カブスとドジャースによるリーグ優勝決定シリーズ第5戦が19日(日本時間20日)に行われ、11-1で大勝したドジャースが対戦成績を4勝1敗とし、1988年以来となるワールドシリーズ(WS)進出を決めた。同シリーズのMVPにはジャスティン・ターナー内野手と、クリス・テイラー外野手の2選手が選ばれた。
ターナーはこのシリーズ打率.333、2本塁打、7打点、OPS 1.145と活躍。第2戦では劇的なサヨナラ3ランを放つなど、ダイヤモンドバックスとの地区シリーズに続き勝負強さを発揮した。
テイラーは全試合に1番として先発出場。打率.316、2本塁打、3打点、OPS 1.247を記録。5四球を選ぶなど出塁率も高く、腰痛で登録を外れたシーガーに代わり、第3戦、第4戦では遊撃手として先発出場した。
日本人選手は、ダルビッシュ有が第3戦に先発し、7回途中6安打1失点の快投で勝利投手。打席でもポストシーズン初打点となる押し出し四球を選び、投打に渡りチームの3連勝に貢献した。
リリーフに回っていた前田健太は、第1戦、第4戦、第5戦と3試合に登板。すべて打者3人を完璧に封じる快投を見せ、地区シリーズからポストシーズンは5戦連続無失点とした。
ドジャースは3連勝した地区シリーズのダイヤモンドバックス戦に続き、優勝決定シリーズでも4勝1敗とカブスを圧倒。1988年以来の世界一へ、24日(同25日)からア・リーグ王者とワールドシリーズを戦う。