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解説者のコメントで振り返るDeNA CS制覇の軌跡

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祝勝会でビールをかけるDeNAのラミレス監督=広島市内のホテル(C)KYODO NEWS IMAGES

DeNA CS制覇の軌跡


 DeNAは日本シリーズ進出に王手で迎えた24日の広島戦、1点を追う3回に桑原将志の2ランで逆転に成功すると、その後も攻撃の手を緩めず16安打9得点を奪い勝利し、19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。セ・リーグ史上初となる3位からの“下剋上”を達成したCSの戦いを振り返る。

泥試合も関係なし

阪神とのファーストステージ(甲子園)
10月14日 ● 0-2
10月15日 ○ 13-6
10月17日 ○ 6-1



 敵地・甲子園で行われた2位・阪神とのCSファーストステージは初戦、0-0で迎えた6回に先発・井納翔一が阪神の4番・福留孝介に2ランを浴び、この一発が決勝点となり0-2で敗れた。

 翌第2戦は試合前から激しく雨が降り63分遅れてプレイボール。試合開始後も内野のいたるところで水たまりができ、選手たちのユニフォームが泥だらけになるなど、厳しいコンディションだった。

 負けたらCS敗退が決まるDeNAには雨、グラウンド状況などは関係なかった。4-4の7回、筒香嘉智のタイムリーで勝ち越しに成功し、なお一死一、三塁の場面で代打・乙坂智が、阪神のセットアッパー・桑原謙太朗が投じた初球のストレートをレフトスタンドへ3ラン。

 同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスファーストステージ第2戦 阪神-DeNA戦』で解説を務めた野村弘樹氏は、「左方向にというよりも、真っ直ぐに対して振りまけないぞというスイングでしたね。しっかり振り切った分、フェアグラウンドに入ってくれたというところだと思います」と乙坂の本塁打を評した。

 乙坂の本塁打などでこの回6点を奪い勝ち越したDeNAは、9回にも3点を挙げ13-6で勝利し、ファイナルステージ進出へ逆王手をかけた。

 雨天中止となり、1日空いて第3戦が行われた。「DeNAが初回に流れを掴みましたよね」。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスファーストステージ第3戦 阪神-DeNA戦』で解説を務めた大矢明彦氏が話したように、初回の速攻がDeNAに勢いをもたらす。

 先頭の桑原将志が四球を選ぶと、2番・梶谷隆幸がライト前ヒットで無死一、三塁。続くロペスがレフト前にタイムリーを放ち幸先よく先制。一塁走者の梶谷も外野の芝が水分を含んだ影響で、打球の勢いを失っているのを見て三塁へ進んだ。この走塁に大矢氏は「ゴロだと打球が死んでいきますよね。それを計算して、サードまで行きましたけど、大胆でしたね。良い走塁だ。足の速い選手じゃないとサードまで走れないですね」と思わずうなった。

 なお無死一、三塁から4番・筒香嘉智が四球を選び満塁とチャンスを広げると、一死後、嶺井博希に2点タイムリーが飛び出し、この回3点を挙げた。4回にも3点を奪い試合の主導権を握ったDeNAが6-1で勝利。2年連続でCSファイナルステージ進出を決めた。

初戦敗戦から4連勝のファイナルステージ

広島とのファイナルステージ(マツダ)
10月18日 ● 0-3
10月19日 ○ 6-2
10月20日 ○ 1-0
10月23日 ○ 4-3
10月24日 ○ 9-3



 2年連続で敵地・マツダスタジアムでリーグ優勝した広島と戦うことになったDeNAは、第1戦、5回降雨コールド(0-3)負けでファーストステージに続いて、ファイナルステージも初戦に敗れた。

 第2戦は打線が11安打6得点奪えば、投げても先発・浜口遥大が7回を2失点に抑えるなど投打が噛み合い6-2で勝利。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスシリーズファイナルステージ第2戦 広島-DeNA戦』で解説を務めた野村弘樹氏は「ルーキーの浜口に託して、しっかり期待に応えました。ここがまず大きいと思います。(打線は)ロペス、宮崎が猛打賞。打つべき人が打って、梶谷も桑原も打って得点できているという意味では、最高の勝ち方ができた。明日に繋がったと思います」と今後に繋がる勝利になったとの見解を示した。

 第3戦は手に汗握る投手戦となった。DeNAは0-0の2回、先発・井納翔一が自らタイムリーを放ち先制すると、本職の方でも粘りのピッチングで広島打線を封じていく。井納は6回途中で降板となったが、その後も救援陣が広島打線を0に抑え、1点のリードを守り切った。

 2連勝で広島との対戦成績を2勝2敗としたが、翌日から2試合連続雨天中止。2日雨で流れて行われた第4戦は、ラミレス監督の継投策がズバリと決まった。1点リードの6回無死満塁のピンチでマウンドにあがった三上朋也が連続三振で二死とすると、エスコバーも田中広輔を二ゴロに仕留めピンチを脱した。7回からはシーズン中、先発を務め、今季はチーム最多の11勝を挙げた今永昇太がマウンドにあがり、2イニングをパーフェクトリリーフ。

 前田幸長氏も「今永のピッチングがキリッと締めて、ベイスターズの勝ちをグッと近づけた今日のゲームだったと思います」(同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスシリーズファイナルステージ第4戦 広島-DeNA戦』)と評価した。ラミレス監督の“継投策”が決まり4-3で勝利し、DeNAは19年ぶり日本シリーズ進出に王手をかけた。

 24日に行われた第5戦は初回に2点の先制を許すも、2回に宮崎敏郎のソロで1点差にすると、3回に桑原将志の2ランで逆転。その後も攻撃の手を緩めなかったDeNA打線は、16安打9得点の猛攻を見せた。

 ファイナルステージ初戦で敗れた後、4連勝で日本シリーズ進出を決めたDeNA。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦 広島-DeNA戦』で解説を務めた若松勉氏は「最後の最後まで諦めない。勝っても必死だった」と勝利に対する貪欲な姿勢を評価した。

 19年ぶりの日本一へ28日(土)からパ・リーグ王者のソフトバンクと対戦する。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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