ニュース 2017.10.26. 11:00

東大・宮台康平、同大学から6人目のプロ誕生なるか?

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東京大学の宮台康平
 日本最高峰の東京大学。スポーツよりも学業に力を注いでいるイメージが強い。その東京大学から宮台康平はプロ入りを目指している。

 東京六大学野球に所属する東京大は、六大学リーグワーストの94連敗を喫するなど、東京六大学に所属する他大学とのレベルの差はかなり開いている。

 宮台が入学したのは、2010年から続く連敗記録が継続中だった2014年。そんな中、同年秋のリーグ戦、慶応大1回戦でデビューを飾る。2年からエース格となり、2年秋は1勝1敗、防御率2.17、3年春は2勝4敗、防御率2.05と苦しいチーム事情の中で、安定した成績を残してきた。

 しかし、左肩を痛め3年秋はわずか1試合の登板にとどまった。本格的に復帰した4年春も7試合に登板して、防御率8.17。1回0/3を投げて2安打5四球6失点でノックアウトとなった4月15日の慶大戦後には不調の原因について「自分としてはフォームに求めるべきだと思う。試合を作れないことは自分の弱いところ」と力なく話した。

 苦しいシーズンとなったが、光明を見いだせた試合もあった。3週間ぶりの登板となった5月20日の法大戦は、「ボロボロだったので、一からフォームを見つめ直した」と3回2/3を投げて2安打3四死球無失点に抑えた。宮台自身も「結果ゼロで終わったので良かった」と振り返った。復調の兆しを見せ、春のリーグ戦を終えた。

 ドラフト目前に迫った4年秋のリーグ戦は、防御率こそ5.57だが、2勝4敗、4完投を記録する。完投勝利した10月7日の法大戦では「春は(投球内容が)悪くて、秋は安定してきた。春に比べれば試合は作れてきている。その中で自信になってきているのはある」と手応えを掴んだ様子。

 左肩の不安、不調を乗り越え、ドラフト目前で存在感を示した宮台。同大学では6人目となるプロ野球選手になれるか注目だ。

【東大からプロ入りした選手】
新治伸治 大 洋  ドラフト施行前の入団
井手 峻 中 日  66年2次D3位
小林 至 ロッテ  91年D8位
遠藤良平 日本ハム 99年D7位
松家卓弘 横 浜  04年D9位

▼宮台康平
身長 / 体重:178センチ / 84キロ
投 / 打:左投 / 左打
ポジション:投手
生年月日:95年7月1日
大学通算:38試 6勝13敗 防4.26
今秋通算: 9試 2勝4敗 防5.57

(ニッポン放送ショウアップナイター) 
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