ニュース 2017.10.27. 10:00

辻内氏が語るドラフトの舞台裏「指名の報告はなかった」

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プロ野球高校生ドラフト 辻内の抽選で、当てたと勘違いし大喜びするオリックスの中村GM(当時)。左は巨人の堀内監督(当時)(C)KYODO NEWS IMAGES
 ドラフト前日の25日に配信した「元ドラ1・辻内崇伸さんに聞く『ドラフト前夜、何してた?』」に出演した辻内崇伸氏が、ドラフト会議の舞台裏を振り返った。

 05年に行われた高校生ドラフトでは、高校No.1サウスポーと評価されていた辻内氏を、巨人とオリックスが指名。2球団による抽選が行われたが、当時オリックスのGMだった故・中村勝広氏がガッツポーズをしたことで、オリックスが交渉権を獲得したものだと思われた。しかし、実際には巨人・堀内恒夫監督(当時)が当たりくじを引いていたことが判明。オリックス行きの会見が一転、巨人行きの会見に切り替わる事態が起こった。

 辻内氏は「モニターがあるので平田(中日)と見ていて、メディアの人たちがワーとなって巨人ですとなりました。びっくりして、周りもワ~となったので笑ったら、そこでシャッターで切られて巨人行きを望んでいたように思われた。どこでもいきますよと言っていたんですけどね」と、当時の出来事を回想した。

 また、各球団から指名することが事前に知らされるのかという問いには「報告はなかったですね」とコメント。さらに、ドラフトの30分前にメディアから紙を渡され、どの球団になってもコメントができるように準備していたという。オリックスの場合には「イチローさんの名前を入れていた」と語り、「高校生なのでポンポンとは出てこない」ため、各球団用のカンペを用意してことを明かした。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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