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3年後に注目!“ダルビッシュが認めた”高校通算62発男

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甲子園では3季連続で本塁打を放つなど活躍を見せた盛岡大付・植田(C)KYODO NEWS IMAGES

古巣を祝福


 10月26日に行われたプロ野球のドラフト会議。目玉候補だった早実・清宮幸太郎が評判通りに7球団から1位指名を受けるなど、野球ファン以外からの注目度も高かった“運命の一日”が終わり、今年は育成含めて総勢114人の選手が名前を呼ばれた。

 史上2番目タイとなる7球団が競合した清宮を引き当てたのは、パ・リーグの北海道日本ハムファイターズ。今や球界の至宝となった大谷翔平のメジャー挑戦が濃厚とされる中、また新たな球界の宝を引き当ててしまうパワーには野球ファンからも驚きの声があがった。

 海の向こうで“古巣”の朗報を喜んだのが、ドジャースのダルビッシュ有だ。自身にとって一世一代の大一番となるワールドシリーズ第3戦の先発を目前に控える中、インスタグラムを更新。吉村浩GMから送られたという当たりクジの写真を公開し、「DAKY(木田さん)パワー恐るべし」と見事に1/7の当たりを引き当てた木田優夫GM補佐の強運を讃えた。

 しかし、この投稿にはまだつづきがある。最後を締めくくった一文「自分としては植田拓選手をプロで見たかった」を、今回は取り上げたい。


甲子園で暴れた元気印


 日本を代表する右腕から名前を挙げられた『植田拓』とは、盛岡大付高所属の外野手。高校通算62本塁打をマークした右のスラッガーだ。

 165センチ・75キロと小柄ながらもがっしりした体格から長打を量産。甲子園では3季連続で本塁打を放っており、この夏の済美高戦では9回に起死回生の同点弾、その後の延長戦でも一発とチームを逆転勝利に導く2打席連発。大舞台での強さをいかんなく発揮してみせた。

 小さな体を大きく使った豪快なフルスイングが最大の特徴だが、ボールを手元に呼び込んで“右手で押し込む”技術を高校生のうちから体得しているのも特筆すべき点。加えて俊足、強肩と外野手としての能力も高く、この秋も注目選手の一人に挙げられていた。

 ところが、ダルビッシュが「見たかった」としたように、昨日のドラフト会議で植田の名前は呼ばれていない。それもそのはず、そもそもプロ野球志望届提出者の中に『植田拓』の名前は載っていないのだ。

 もちろんプロ入りの希望もあったというが、進路について周囲と相談した結果、社会人野球のバイタルネットに進むことを決意。3年間の経験を積んだ後、プロの世界を目指すことを決めたという。


“ダルが認めた男”といえば…


 ダルビッシュに名前を挙げられたアマチュア選手といえば、現在はオリックスでプレーしている山岡泰輔が有名だ。

 2013年の夏、甲子園が終わった頃のこと。ダルビッシュがTwitterでつぶやいた「動画見たけど、これは一番だわ」というコメントで山岡は一躍時の人となった。

 大きな注目を集めたものの、山岡も高卒ではプロ志望届は提出せず。社会人の東京ガスへ進むと、2016年のドラフト1位でオリックスに入団。1年目からローテーションの一角として活躍した。

 果たして、植田も山岡と同じようなルートでプロ入りへの道を切り開くことができるか。“ダルに認められた男・2”植田拓のこれからに期待したい。



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