来季開幕から5試合の出場停止処分
アストロズのユリエスキ・グリエル内野手が現地時間28日(日本時間29日)、ドジャースとのワールドシリーズ第4戦(ミニッツメイド・パーク)で、敵地ファンからブーイングを浴びた。
グリエルは前日のシリーズ第3戦で、ドジャース先発のダルビッシュ有から本塁打を放ったあと、ベンチ内でアジア人を差別するようなジェスチャーをした。これを問題視した大リーグ機構(MLB)は、第4戦の試合前に緊急会見を実施。渦中のグリエルに対し、来季開幕から5試合の出場停止処分を科すと発表した。
グリエルはこの日の第4戦も「5番・一塁」でスタメン出場。0-0の2回裏、無死一塁の場面で第1打席に入り、本拠地ファンからは歓声を受けたが、敵地に駆けつけたドジャースファンからはブーイングを浴びた。この打席はドジャース先発・ウッドの前に三ゴロ併殺。チャンスを拡大することはできなかった。
グリエルは第2打席以降も凡打を重ね3打数無安打。チームも2-6で敗れ、ドジャースに2勝2敗のタイに並ばれた。