ニュース 2017.10.30. 10:15

ソフトバンク・今宮 巨人のショート坂本との違いとは?

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【プロ野球日本シリーズソフトバンク対DeNA第1戦】5回 打者・デスパイネの時、一走のソフトバンク・今宮健太が盗塁、相手エラーもからんで三塁に進塁した=2017年10月28日福岡・ヤフオクドーム 写真提供:産経新聞社
スポーツ報道では、神が乱舞。昨日の日本シリーズ第2戦は、ソフトバンク・今宮の走塁に、神の手、神走塁と神の見出しが躍っています。2点を追う7回、柳田のタイムリーで1点差となり、なおも2死満塁に。ここで中村晃がライト前へタイムリーを放って、3塁走者の柳田が同点のホームを踏んで、2塁から今宮がヘッドスライディングでホームをつく。主審・牧田はアウトの判定を下しました。

すかさず、ベンチから工藤監督が飛び出して、リプレー検証を要求しました。約6分間と検証には時間がかかったものの、その結果はセーフ。結局、決勝点となり、逆転します。ただ、当の今宮は、口にこそしなかったものの、判定通り、アウトだと思ったらしい。ここで、クローズアップしたいのは、同点ホームの柳田が、状況をみて、今宮へヘッドスライディングのサインを出した。そんなアシストがシリーズ2連勝をもたらしました。

横浜DeNAも、悔やまれる敗戦。今宮はセカンドゴロでした。ところが、2塁手・柴田からの送球を、ショートの倉本が落球。ゲッツーのはずが1死満塁となった。ここで、今宮の持論が脳裏に浮かびます。

「いいショートがいないと、チームは強くならない」。

2013年から、4年連続でゴールデングラブ賞を獲得しています。ひとくちで言ってしまえば、実に簡単なことですが、名手が集まるパ・リーグでは偉業と言えるでしょう。

かつて、阪急の黄金期を支えた、大橋譲がダイヤモンドグラブ賞を7年連続で受賞していますが、今宮はそれに迫るかもしれません。日本最高のショートとして、ライバルチーム、西武・辻監督などが大絶賛。では、セの代表的なショート、巨人・坂本などと比較すると、いったいどこが違うのでしょうか。それは圧倒的に守備範囲が広い。もっとも、身体能力が抜群の今宮にすると、これは当然のこと。心掛けているのは、

「ファーストへ向かって、愛情を込めたボールを送球する」

とシンプルです。

大分・別府市出身で、明豊高から2009年のドラフトで1位指名を受けて、入団しました。高校時代は投手経験もあり、甲子園へ出場。150キロを超えるストレートを投げています。一方で、高校通算62本塁打。高校の先輩、城島がつけた背番号2をプレゼントされた理由もわかります。プロ1年目はじっくりとファームで鍛えられ、翌11年に開幕1軍を果たしました。が、選手層の熱いソフトバンクでは、即レギュラーというわけにはいきません。内野をすべてこなし、とにかく出場チャンスを狙いました。

当時、ショートのレギュラーは川崎でしたが、メジャー挑戦を熱望していた。そんな事情もあり、今宮は鳥越コーチから徹底指導を受ける。

「あいさつから教わりました」

と言います。かつては、野菜嫌いが災いし、アトピー性の皮膚炎にも悩まされた。ロージンバッグによるアレルギーも影響したそうですが、たまたま千葉遠征で入った、焼き肉店のドレッシングが気に入り、野菜を口にするように。食生活を変えると、皮膚炎も完治したそうです。

昨日のプレー。工藤監督は、

「気持ちでとったセーフ」

と大絶賛。CSファイナルステージでは、タイムリー欠乏症で大苦戦して、「つなぐことが大事」とナインにゲキを飛ばした。その意識の高さが、今シリーズの強さにつながっているようです。

10月30日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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