第1打席はヒルの前に一邪飛
アストロズのユリエスキ・グリエル内野手が現地時間10月31日(日本時間11月1日)、ドジャースとのワールドシリーズ第6戦(ドジャー・スタジアム)で、相手ファンから強烈なブーイングを浴びた。
グリエルは28日(同29日)のシリーズ第3戦で、ドジャース先発のダルビッシュ有から本塁打を放ったあと、ベンチ内でアジア人を差別するようなジェスチャーをした。これを問題視した大リーグ機構(MLB)は、第4戦の試合前に緊急会見を実施。渦中のグリエルに対し、来季開幕から5試合の出場停止処分を科すと発表した。
グリエルは同シリーズ第4戦以降も先発出場を続け、この日も「5番・一塁」でスタメン入り。0-0の2回表に先頭打者として最初の打席に入ると、ドジャースファンから強烈なブーイングを浴びせられた。本来なら投手が1球投げたあとは静まるものだが、グリエルに対しては打席が終えるまで鳴りっぱなし。この打席は相手先発・ヒルの5球目を打ち、一邪飛に倒れた。
問題行動直後はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークでの試合だったが、3勝2敗で迎えるこの日の第6戦からドジャー・スタジアムに会場が移った。