【ワールドシリーズ第6戦】
○ ドジャース 3 - 1 アストロズ ●
<現地時間10月31日 ドジャー・スタジアム>
ドジャースとアストロズによるワールドシリーズ第6戦が31日(日本時間11月1日)に行われ、逆転勝ちしたドジャースが対戦成績を3勝3敗のタイに戻した。前田健太は1点リードの7回に救援登板。1回を1安打無失点の好救援でチームの勝利に貢献した。
ドジャースは相手先発・バーランダーの前に5回までわずか1安打。それでも1点を追う6回に無死一、二塁の好機を作ると、1番テイラーが右線への適時二塁打を放ち同点。さらに、2番シーガーの右犠飛で2-1と勝ち越した。
直後の7回表、ドジャースは無死一塁とされ前田を投入。一発出れば逆転という厳しい場面だったが、まずは代打のギャティスを遊ゴロに仕留めた。その後、1番スプリンガーに内野安打を許したあと、2番ブレグマンは中飛。タッチアップで二死一、三塁となり、打席には第5戦で3ランを浴びた3番アルテューベを迎えた。
前田は疲労の影響もあり本来の制球力ではなかったものの、強気にインコースを攻めカウントは1ボール2ストライク。最後は渾身のスライダーを外角へ投げ込み、好打者を三ゴロに退けた。
ピンチを凌いだドジャースはその裏、6番ペダーソンが左翼席へのソロ弾を放ち貴重な3点目。8回からは守護神のジャンセンが危なげなく2イニングを無失点に抑え、負けられない大一番を制した。
3勝3敗で迎える第7戦の先発予定はダルビッシュ有。同シリーズでは第3戦に先発し、2回途中4失点でKO。雪辱を果たし、チームを29年ぶりのワールドチャンピオンへ導けるか大注目だ。