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和田、涌井、岸…FA選手の流出が多い西武

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笑顔で記念撮影に応じる楽天の立花陽三球団社長、岸孝之、星野仙一球団副会長(C)KYODO NEWS IMAGES

FA流出は12球団で最も多い15人


 ソフトバンクの2年ぶり8度目の日本一で日本シリーズが幕を閉じ、いよいよストーブリーグが本格化する。日本野球機構は10月26日に、2017年度のフリーエージェント(FA)有資格選手名簿を公示。これまでに資格を有していた選手も含め、総勢85名がFA有資格選手となった。

 FA市場には中田翔(日本ハム)、増井浩俊(日本ハム)、牧田和久(西武)、大和(阪神)といった今季国内FA権を取得した選手がいる。選手が掴んだ権利ではあるが、球団としてはFAで主力選手を手放したくないというのが本音だろう。

 その中でも、西武はFAによる流出選手が15人と12球団で最も多い。94年オフにFA権を行使しダイエー(現ソフトバンク)に移籍した工藤公康、石毛宏典をはじめ、清原和博、和田一浩、涌井秀章といった中心選手が他球団に活躍の場を求めて移籍。昨オフもエースだった岸孝之がFA権を行使して楽天へ移った。

【94年オフ】
工藤公康(西武 → ダイエー)
石毛宏典(西武 → ダイエー)

【96年オフ】
清原和博(西武 → 巨人)

【03年オフ】
松井稼頭央(西武 → メッツ)

【05年オフ】
豊田清(西武 → 巨人)

【07年オフ】
和田一浩(西武 → 中日)

【10年オフ】
土肥義弘(西武 → 米独立リーグ)
細川亨(西武 → ソフトバンク)

【11年オフ】
許銘傑(西武 → オリックス)
帆足和幸(西武 → ソフトバンク)

【12年オフ】
中島裕之(西武 → アスレチックス)

【13年オフ】
片岡治大(西武 → 巨人)
涌井秀章(西武 → ロッテ)

【15年オフ】
脇谷亮太(西武 → 巨人)

【16年オフ】
岸孝之(西武 → 楽天)


今オフは野上の去就が注目


 今オフは、国内FA権を保有する野上亮磨の去就が注目される。野上は2008年ドラフト2位で西武に入団。4年目の12年に8勝5敗、防御率2.97の成績を残し頭角を現すと、翌13年に自己最多の11勝を挙げた。

 今季は1年間ローテーションを守り、11勝10敗、防御率3.63の成績をマーク。チームの4年ぶりAクラス入りに大きく貢献した。

 西武の先発事情を見ると、16勝を挙げた菊池、9勝のウルフ、8勝の十亀剣などがいるが、ウルフと十亀は不調や故障などで一軍登録を抹消された時期もあり、やや不安定な印象。その他、多和田真三郎、高橋光成など有望な若手もいるが、1年間フルで戦い抜いた経験がなく未知数な部分もある。先発陣が手薄なだけに、野上のFAによる流出は避けたいところだ。

 野上だけでなく、牧田和久、炭谷銀仁朗といった選手たちもFA権を保有している。今オフも主力選手が流出してしまうのか…。それとも、来季もライオンズのユニフォームを着てプレーするのか…。今後の動向に注目が集まる。

<国内FA有資格者>
野上亮磨 +
牧田和久 ☆
秋山翔吾 ☆

<海外FA有資格者>
炭谷銀仁朗
渡辺直人
中村剛也

(☆=新規、★=反復、+=開幕特例日数/オールスター特例日数加算、*=故障者特例日数加算)
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